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飲酒運転ダメ!手作りポスターで啓発~橋中美術部員
和歌山県橋本市の市立橋本中央中学校・美術部員と市民グループは12月13日、橋本警察署前で国道371号を往来する車のドライバーに対し、同美術部員が制作した「飲酒運転の根絶」の啓発ポスターを示し、ティッシュペーパーなどを配って注意を呼びかけた。
この日、同美術部の1、2年生計10人と古佐田老人クラブ、人権サークルなどの約10人が橋本署に集合。美術部員が制作した啓発ポスターは2作品(画用紙各2枚)で、その1つは金色の満月と泡がこぼれるビール大ジョッキ、大けがをした人影を描き、「その一口が命をうばう」と記した。もう1つはビールを前にした危うい女性の表情を描き、ずばり「飲酒運転禁止」と示した。
先ず、市民ボランティアの阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さんが参加者を紹介。橋本署の吉本節男(よしもと・せつお)交通課長が「飲酒は体の動きを鈍らせ、判断力を失くす。〝飲酒運転させない〟気持ちで頑張りましょう」と挨拶した。
この後、美術部員は国道西側の歩道に並び、啓発ポスターをドライバーに示して、一時停車したドライバーに、「飲酒運転を根絶する運動です。よろしくお願いします」と訴え、用意した啓発ティッシュペーパーなどを配った。
2年生で美術部長の辻悠人(つじ・ゆうと)くん(14)は「3年生は受験勉強なので、私たち1、2年生が啓発ポスターを制作。よくできていると思います。とくに飲酒運転は、大きな事故につながるので、やめてほしいです」と訴えていた。
写真(上、中)はドライバーに啓発ポスターを示して「飲酒運転根絶」を訴える橋本中学校美術部員たち。写真(下)は吉本交通課長の挨拶を聴く橋本中央中学校・美術部員たち。