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〝オレオレ詐欺〟に要注意~園児ら〝はがき作戦〟
家族が〝オレオレ詐欺〟に遭わないようにと、和歌山県橋本市の市立保育、幼稚園の園児たちは11月22日、家族に注意を呼びかける〝塗り絵はがき〟作りをした。和歌山県警・橋本署の橋本駅前交番が、園児たちに「家族宛のはがきを出してね」と、協力をお願いした。趣旨を理解した園児たちは、真剣な表情で〝塗り絵はがき〟に取り組んでいた。
この日、駅前交番の成川友里恵巡査が、管内の橋本保育園、兵庫幼稚園、橋本保育園、橋本東保育園の来春卒園する園児計49人にお願い文を書いて届けた。
「みなさん〝オレオレさぎ〟ってしってますか。おうちにうそのでんわをかけてきて、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんを、うまくだまして、おかねをとることです。そんなめにあわないように、みなさんからえはがきをだして、ちゅういしてあげてください」という内容。
橋本東保育園では園児13人が一列横隊でグラウンドに待機。そこへパトカーが到着し、岩戸誠也所長(警部補)が「みなさんの心と力で、家族のみなさんをまもってあけでね」と話しかけると、園児らは「ハーイ」と大きな声で約束。〝塗り絵はがき〟を受け取った。
〝塗り絵はがき〟は、携帯電話をしている犯人と、「もしもしでんわ あまいはなしに きをつけて」と叫んでいる人の図柄。園児たちは、さっそく色鉛筆で、丁寧に色づけし、「おじいちゃん、オレオレさぎに、だまされないようにね」などと、やさしい言葉を添えた。近く、各保育園、幼稚園とも、郵便ポストに投函する。
和歌山県内の今年の「振り込め詐欺」被害状況(10月末現在)は計26件で、被害総額は2182万7828円。警察では「1件当たりの被害額は約100万円にのぼっているので、被害に遭う前に生活の不便にならない程度で〝ATMの利用額を引き下げ〟あなたの大切な財産を守りましょう」と啓発している。
不審者情報などは橋本署(0736・33・0110)へ。