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ふる里の「カット柿」うまい♡橋本・小中学校給食に
新型コロナ禍で〝生の食材〟を味わえない中、和歌山県橋本市の市立全小・中学校で10月21日、学校給食に衛生的な「カット柿」が提供され、児童生徒は「甘くて美味しい」と大喜びだった。
同市農林振興課が企画・主催、同市カット柿部会と神戸市の農産物の生産・マーケティング・販売会社が協力。「カット柿」は同市内14小学校、5中学校に提供された。
この〝カット柿〟は、同市の若手農家7人が栽培した刀根早生柿を、神戸の会社・工場で皮をむき、一口サイズにして、2個ずつ小袋に収めたもの。
この日、例えば清水小学校=前田美紀(まえだ・みき)校長=の2年生児童10人の机上には、普段の学校給食と共に、色づきのいい「カット柿」1袋ずつを置いた。
丸山遥大(まるやま・はると)くん(8歳)は、デザートの〝カット柿〟をしっかり噛みしめると、「これまでの柿で一番うまい味、めっちゃ甘かった」とにっこり。前田校長も「同級生のお父さんらが育てたカット柿を、子供たちが味わえてよかった」と讃えた。
食事前には、カット柿部会代表の前谷全孝(まえたに・まさたか)さんと、山名和之(やまな・かずゆき)さんが「カット柿」についてわかりやすく説明した。
農林振興課の岡本英明(おかもと・ひであき)課長補佐は「関東へ昨年12・3トンを出荷すると、スーパーなどで大好評だった。そこで今年は関西でも大量出荷することになり、先ず児童生徒たちに、ふる里の素晴らしいカット柿を知ってもらうことにした」と話していた。
写真(上)は学校給食で〝カット柿〟などの盛り付けをする児童たち。写真(中)は児童は全員「いただきます」と手を合わせる。写真(下)は〝カット柿〟を味わう児童たち=いずれも清水小2年生。