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画家・高橋さんら橋本市文化賞・功労賞など4人決定

和歌山県橋本市は、令和3年(2021)度・橋本市文化賞に画家の高橋佳子(たかはし・よしこ)さん(74)=同市学文路=、文化功労賞に橋本観光ガイドの会初代会長の山田惠照(やまだ・やすてる)さん(85)=同市城山台=と、社会人落語家の中西健司(なかにし・けんじ)さん(59)=同市隅田町中島=、文化奨励賞に作曲家の冷水乃栄流(ひやみず・のえる)さん(24)=同市古佐田出身・東京在住=に決定したと発表した。

高橋さんは院展で入賞多数。現在は県展招待画家。平成23年(2011)から橋本絵画同好会会長を10年間勤め上げ、県立橋本体育館や橋本市民病院、市役所本庁舎の壁面に、会員の優秀作品を展示して、ふる里の芸術向上に尽力。平成30年(2018)以降は、学文路地区公民館で絵画、学文路小学校で紙粘土細工、絵手紙指導を続けている。

山田さんは大阪府の教職員を退職後、世界遺産マスター養成講座で資格取得。これまで高野山・町石道の語り部、黒河道の道普請活動などに取り組んだ。橋本〜伊勢神宮、京都の羅城門跡〜高野山への徒歩参拝など、企画・実行を重ねてきた。今は自らの四国遍路一人旅の経験を生かし、「空海の地を訪ねて」をテーマに講演活動を行っている。

中西さんは隅田地区公民館主催の「門前寄席〜もんまえよせ〜」に出演、今年9月には120回を数えた。その節目の100回目には、地元に伝わる石童丸の話を基にして、創作落語「旅立の山 橋本噺 石童丸物語」を発表、多くのファンを感激させた。福祉施設や小学校をはじめ、市内各所からの依頼を快諾し、落語活動に力を注いでいる。

冷水さんは東京藝術大学修士課程(作曲専攻)在学中。日本音楽コンクール作曲部門2位(オーケストラ)、十七絃と室内オーケストラのための「ナースログ」で東京藝大ArtFesグランプリ受賞。紀の国わかやま文化祭2021の「きものの祭典in橋本和の伝統着物ショー」で、橋本高校邦楽部が演奏する筝合奏曲「紀の川メモリーズ」も手掛けている。

11月10日(水)午後1時30分から、橋本市教育文化会館2階応接室で表彰式が行われ、国歌・市歌演奏、功績紹介、表彰、市長式辞・議長祝辞、受賞者謝辞、記念撮影が行われる。

写真は橋本絵画同好会会長の高橋さんが参加した昨年秋の橋本市菊花展の写生風景。顔写真は上から高橋さん、山田さん、中西さん、冷水さん=同市教育委員会・提供。


更新日:2021年10月10日 日曜日 00:00

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