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原爆の絵、平和の尊さ示す♡伊都橋本9条平和まつり

憲法9条を守る伊都・橋本連絡会主催の第13回「9条平和まつり」が8月7日、和歌山県橋本市高野口町の同市産業文化会館で開かれた。
今回は広島の高校生が描いた「原爆の絵」を、初めてDVDで紹介、写真で展示、冊子も配布され、参加者は「戦争の怖さ、平和の尊さ」を噛みしめていた。
この日、開会式には約50人が参加。開会挨拶に立った同連絡会の玉置元成(たまき・もとしげ)共同代表は、今年、核兵器禁止条約が発効したのに、被爆国・日本も、アメリカや中国も、批准していないことを強調。「きょうは原爆の絵をご覧ください。みんなで核兵器のない平和な世界を…」と訴えた。
「原爆の絵」は、広島原爆記念資料館の依頼で、広島市立基町高校の生徒たちが、被爆者の悲惨な体験談を聞き取り、丹念に表現した秀作ばかり。
この「原爆の絵」について、同連絡会の吉田政忠(よしだ・まさただ)事務局次長は、同資料館の協力を得て、DVD(解説入り)を製作、スクリーンで紹介した。
また、複写作品63点は卓上に展示。編集・発行した「原爆の絵」の冊子(200冊)は、希望者に配布して、戦争の悲惨さを示した。
例えば、タイトル「うめつくされゆく川」の絵では、原爆投下後、川に飛び込もうとする人、川いっぱい流れゆく人々などが描かれていて、被爆体験証言者は「永遠に語りかけてくれる絵ができてうれしい」とコメントしている。
今回も新型コロナ禍の感染防止のため、太鼓や踊りなどのイベントは断念したが、参加者は「原爆の絵に心打たれた」「この絵さえ見れば、誰も、戦争へは向かわない」と話していた。
写真(上)は「9条平和まつり」で開会挨拶する玉置・共同代表。写真(中)は「原爆の絵」に見入る参加者たち。写真(中)はスクリーンにDVD披露される「原爆の絵」。


更新日:2021年8月8日 日曜日 00:00

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