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木彫り熊おっとり♡橋本・巡礼観音堂〜百日紅も彩り

和歌山県橋本市東家4丁目の小さな「巡礼観音堂」境内で7月16日、1本の百日紅(さるすべり)が満開となり、近くの根株に飾られた木彫りの熊が、おっとりとした表情で通行人を楽しませている。
この「巡礼観音堂」は、飲食店街の通称・浮世小路(うきよしょうじ)の近くで、昔、当地を巡礼途中に亡くなったお遍路の持たれていた観音像が祀られている。
今は、どなたが飾られたのか、大きな鮭(しゃけ)をくわえた木彫りの熊が、直径1メートル余りの椋(むく)の切株上をそりのそり。
お堂わきでは赤い百日紅の花がまばゆく、ご近所の軒先では、日日草(にちにちそう)など白やピンクの小花が咲き誇っている。
今年は数少ない長梅雨で、木彫り熊は雷雨に濡れた後、強い日差しを浴びる。時折、誰かが熊の頭に木片を被せたり、根株に茄子(なすび)を置いたりしている。
場所はJR・南海橋本駅〜市役所周辺の市街地の通勤コースでもあり、通行人は木彫り熊を見て、思わず立ち止まり、スマホ撮影を楽しんでいる。
写真(上)は椋の切り株に飾られた可愛い木彫りの熊。写真(中)はご近所の玄関先の美しい鉢植えの日日草。写真(下)は「巡礼観音堂」を飾る百日紅の花。


更新日:2021年7月17日 土曜日 00:00

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