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児童に陶芸指導♡橋本・平林さん82歳〜ふる里貢献

和歌山県橋本市上田に、子供たちの成長や、ふる里づくりに貢献している82歳の男性がいる。元・株式会社シマノ幹部で、今は陶芸家の平林裕次(ひらばやし・ゆうじ)さん。平林さんは「自分の好きなこと、大切なこと、できることに全力を挙げています」と、元気はつらつである。
平林さんは、自転車部品製造などの世界的企業である株式会社シマノの技術部門や、経営コンサルタントとして大活躍。自然(山河、海、空、風、火山)が大好きな平林さんは、退社後、欧米各国を旅している。
国内では大阪府内の陶芸教室に通い、日本の焼き物づくりを鍛錬。自宅近くには、作業場や焼き窯を自力で造り、平成14年(2002)には「裕山窯(ゆうざんがま)陶裕会(とうゆうかい)」を創設した。
とくに地元の恋野小学校の子供たちには、夏休みに陶芸教室を開き、ロクロ成形や手びねり、下絵付け、窯出し仕上げなどを体験指導。
同時に最も大切な「くつぬぎ」「あいさつ」「後片付け」などの礼儀作法も教えてきた。平林さんは「子供が集まると、親御さんも集まり、皆さん仲よく交流できることになります」と話した。
一方、元・地元区長をもつとめた平林さんは、友人の力を借りながら、防災倉庫を建てたり、道路(側溝)の危険個所を改修したり。最近では、家庭ごみ集積小屋を新設、地元住民から、「とても暮らしやすくなった」と喜ばれている。
陶芸倉庫では平林さんの丹精込めた、個性豊かな形、色つやのいい大壺や花器などが光り輝く。
友人の橋本商工会議所の畑野富雄(はたの・とみお)元会頭は、「80歳代で、この活動ぶり、まことに凄い。一市民としてうれしい」とにっこり。
平林さんは「私は自然が大好き。子供たちには、陶芸体験をもとに、立派に育ってほしい」「ログハウスづくりは、市内や近府県の友人が助けてくれた。今後もできることに取り組み、皆さんと楽しく過ごしたい」と語っていた。
写真(上)は素晴らしい陶芸作品を紹介する平林さん。写真(中、下)は窯焼き作業や陶芸品づくりに取り組む平林さん。


更新日:2021年7月11日 日曜日 00:00

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