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青柿、梅雨にしっとり♡橋本・伊都〜災害には要注意

和歌山県橋本・伊都地方は梅雨雲におおわれた7月8日、時折激しい雨が降り、まちも山河もこの季節特有の風景を繰りひろげた。
気温は24〜28度で、湿気は多いが、涼風の波は幾たびとやってくる。
かつらぎ町の紀の川フルーツライン(広域農道)わきの柿畑では、無数の青柿がういういしく、緑葉は雨つゆに輝いている。
時折、山裾から風が吹き上げると、鷹(たか)の姿をした鳥追い凧(たこ)が、曇天(どんてん)にあらわれて、勢いよく上下左右に舞う。
柿の木陰の向こうでは、万葉人に愛された妹背山(いもせやま)が雨に霞んで見えず、増水した紀の川は音を立てるように滔々と流れていた。
今回の静岡県熱海市の土石流災害、鳥取、島根県などで発生した線状降水帯……。紀北地方は幸い豪雨を免れていて、梅雨の山河も静かに眺められたが、今後、洪水や山崩れの危険性がなくなった訳ではない。
橋本市危機管理室では、ハザードマップ(被害予測地図=配布済み)や、防災行政無線・テレホンサービス(電話=0120・78・0620)を活用する、「防災対策」を呼びかけている。
写真(上)は美しい青柿と葉の雨つゆ。写真(中)は柿畑の空を舞う鷹の鳥追い凧。写真(下)は柿の木陰から見た妹背山方面の紀の川。


更新日:2021年7月9日 金曜日 00:00

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