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今年も山河の梅雨景色♡橋本「防災対策」呼び掛け

和歌山県橋本・伊都地方は5月21日、梅雨前線の影響で時折、大雨が降り、山襞(やまひだ)を雨脚が走って、紀の川が増水するなど、今年も雨季特有の風景を繰り広げた。
橋本市出身のオリンピック水泳金メダリスト・前畑秀子選手や古川勝選手を育てた紀の川。その南海高野線・鉄橋を単線電車がゆっくり往来、濁流が音を立てる。
九度山町の山腹を走る紀の川フルーツライン(広域農道)に立つと、足元では草藤(くさふじ)の花がびしょぬれ。遥か左の大和葛城山と、右の国城山の間のまちなかを、紀の川が大きくうねっている。
かつらぎ町の山腹から西を望むと、万葉人に愛された妹背山(いもせやま)が深緑につつまれ、紀の川は紀伊水道に向かって、勢いよく流れていた。
幸い、紀北地方は豪雨を免れ、梅雨山河の景色も平静に眺められたが、これからも洪水や山崩れの危険性がなくなった訳ではない。
橋本市危機管理室では、ハザードマップ(被害予測地図=配布済み)や、防災行政無線・テレホンサービス(電話=0120・78・0620)を活用、「防災対策」を呼びかけている。
写真(上)は雨季で増水した橋本市の紀の川=高野線鉄橋を電車が渡る。写真(中)は九度山町の山腹から見た紀の川流域の風景。写真(下)は遥かに見える紀の川右岸の妹背山。


更新日:2021年5月22日 土曜日 00:00

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