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凌霄花など色鮮やか♡橋本・妙楽寺~梅雨曇りの中
弘法大師・空海ゆかりの和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で、梅雨曇りの6月22日、色鮮やかな凌霄花(のうぜんかずら)が開花、新型コロナ禍の陰鬱さを祓っている。
妙楽寺は820年(弘仁11)に空海が創建。紀伊西国三十二番札所・嵯峨天皇勅願所で、初代住職は空海の姪(めい)・如一尼(にょいちに)である。
長らく無住職・無檀家が続き、平成23年(2011)秋には、老朽化した本堂と庫裏(くり)が台風で崩落、撤去された。
今は同市郷土資料館で保存中の仏像3体(県指定文化財)のうち、本尊・薬師如来坐像が同寺仮本堂に御還坐している。
凌霄花は鐘楼門をバックに、白壁土塀わきで咲き誇り、境内をよく見れば、アガパンサスや小さなクロタネソウ、ビオラなども開花、涼風にそよいでいた。
地元有志でつくる妙楽寺再建再興委員会=奥村浩章(おくむら・ひろあき)委員長=は、9月5日(日)に薬師如来坐像の開眼法要を営む予定で、「疫病退散、家族安泰を祈りたい」と言っている。
写真(上)は色鮮やかな妙楽寺の凌霄花。写真(中)は鐘楼門わきに咲いたアガパンサス。写真(下)は境内に咲いた小さなクロタネソウ。
更新日:2021年6月23日 水曜日 00:00