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アイガモ放鳥、子供ら体験♡橋本・辻本さんの植田

無農薬で稲を育てる「アイガモ農法」を実践している、和歌山県橋本市恋野の辻本賢三(つじもと・けんぞう)さん(85)の植田で6月15日、第29回「アイガモのヒナ放鳥」が行われ、同市の認定・すみだこども園や市立恋野小学校の児童、社会福祉施設の利用者ら計約80人が放鳥体験をした。
この日、辻本さんは自宅近くの植田(約45アール)と、大阪の業者から購入した生後約2週間のアイガモ60羽を用意。子供たちがヒナを受け取ると、子供もヒナもお互いに目をぱちくりさせる。
子供たちが畦道から「一、二の三」の掛け声で放つと、ヒナは植田を泳ぎ回り、水中に何度もクチバシを突っ込む。子供たちは「かわいい」「がんばれ」と声をかけていた。
アイガモは7月末まで、稲田の害虫を片っ端から食べ、足で水底をかき混ぜて除草する。
辻本さんは約30年前、妻が田畑に散布した農薬を吸い込み、大阪府内の病院に入院した。その苦い経験を基にアイガモ農法を実践。子供たちにも自然農法の大切さを体験させてきた。
すみだこども園の米阪陽子(よねさか・ようこ)園長は「新型コロナ禍の中、子供たちは自然に楽しく触れることができ、貴重な体験ができました」と感謝していた。
写真(上)はアイガモのヒナを手にして大喜びの子供たち。写真(中)は植田にヒナを放つ子供たち。写真(下)は楽しく遊泳するアイガモのヒナたち。


更新日:2021年6月16日 水曜日 00:00

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