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七草粥「うまい」と園児ら♪無病息災へ佐野こども園
和歌山県かつらぎ町佐野の佐野こども園=木村和代(きむら・かずよ)施設長=は、人日(じんじつ)の節句の1月7日、「七草粥(ななくさがゆ)の集い」を開き、生後6か月~5歳の園児計250数人に七草粥を与えて、園児たちの無病息災を祈った。
この朝、遊戯室では伊藤美賀子(いとう・みかこ)園長や豊田淑愛(とよた・よしえ)管理栄養士が、集まった3、4、5歳児170数人に七草そのものを披露し、「七草とはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」と教え、「お米と七草を塩味で炊いた七草粥を食べると、無病息災が叶うと言われている」と教えた。
昼食、お昼寝の後の「おやつの時間」には、園内で調理した「七草粥」を園児たちに提供。例えば、5歳児の教室では、保育士が薄板に掲げた七草を紹介し、園児らは七草に手で触れたり、目鼻口を近づけて匂いをかいだり。さらにスプーンで緑の七草入り白粥(しらかゆ)を口に運び、噛むように飲み込んだ瞬間、「ちょっとにがい」「でも、おいしい」などと笑顔を見せていた。
同町内の佐野こども園、三谷こども園は平成28年(2016)春、町内の保育園・幼稚園などを統廃合して開園。松岡脩平(まつおか・しゅうへい)理事長が兼務し、七草粥の集いは4回目になる。
木村施設長は「きょうも園児たちに日本の伝統食・七草粥を味わってもらえた。何よりも先ず、健康に成長してほしいです」と話していた。
写真(上)は春の七草に見入り匂いをかぐ園児たち。写真(中)は春の七草を園児たちに説明する伊藤園長=右=と豊田管理栄養士。写真(下)は楽しく七草粥を味わう園児たち。
更新日:2020年1月8日 水曜日 00:00