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仏像や多宝塔安置、橋本・妙楽寺へ横浜の寺院が寄贈

本堂再建・再興を目指している、和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(みようらくじ)に、このほど神奈川県横浜市の高野山真言宗・菩提庵(ぼだいあん)から、仏像や大壇(おおだん)など約10点が寄贈され、仮本堂に安置された。
現在、同市郷土資料館で保存中の本尊・木造薬師如来坐像も近々、仮本堂に戻る可能性があり、岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職は「皆様と共に疫病退散、家内安全を祈りたい」と話している。
今回、寄贈されたのは、大日如来や聖観音立像、多宝塔、仏舎利塔、前机、灯籠などで、大壇(高さ約50センチ、縦横1メートル余り)と、その周辺に安置した。
今回、菩提庵・庵主の逝去を受けて、高野山・金剛峯寺の宗務総長公室の清原幸仁(きよはら・こうにん)主務が、貴重な仏像などの寄贈・安置を妙楽寺にあっせん。岩西住職は「誠に有難い」と感謝している。
同寺は820年(弘仁11)に嵯峨天皇の勅願で弘法大師・空海が創建。空海の姪・如一尼がつとめた。戦国時代には、織田信長の高野山攻めで、あおりを受けて焼失。再興を繰り返したが、江戸末期には無住寺・無檀家となった。
本堂の老朽化で、同寺所蔵の本尊・薬師如来座な3体(和歌山県指定文化財)は、橋本郷土資料館で保存。平成23年(2011年)には、ついに本堂が崩落、致し方なく撤去した。
地元有志でつくる妙楽寺再建再興委員会は、本堂再建・再興に向けて、「寒行托鉢」などを行い、資金集めに取り組んでいる。
奥村浩章(おくむら・ひろあき)委員長は「誠に歴史的な寺院であり、本堂再建・再興には、皆様のご協力をお願いしたい」と述べ、岩西住職は「薬師如来が御本尊なので、とくに新型コロナ禍で厳しい時代、疫病退散をお祈りします」と話していた。
写真(上)は菩提庵から妙楽寺に寄贈された仏像や多宝塔などの数々。写真(中)は聖観音菩薩立像と仏舎利塔。写真(下)は橋本市郷土資料館で保存中の薬師如来坐像など3体。

更新日:2021年5月8日 土曜日 00:00

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