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黄砂消え菜の花鮮やか♡空に飛行機雲♡真土万葉の里
万葉人が往来した「飛び越え石」で名高い、和歌山県橋本市真土区の「真土万葉の里」は、3月31日、前日の黄砂(こうさ)が消えて快晴に恵まれ、菜の花畑の空に飛行機雲が尾を曳き、散策する人々を喜ばせた。
飛び越え石は、大和・紀州の境界を流れる落合川にあり、万葉時代には貴族も庶民も、二つの石の上を騎馬や徒歩で飛び越えて旅したという。
菜の花畑は、同川西側に広がり、今、まっ黄色の花が無数に開花。畦道はたんぽぽ、畑は菜の花で、あたり一面、広いジュータンを敷いたような風景。
花々では紋白蝶が飛び交い、空では飛行機雲が白くて長~い筋雲を曳いてゆく。祖母と一緒に訪れた女の子は笑顔で目を輝かせていた。
畑のそばの休憩所には和式・洋式トイレが完備され、表にはベンチもある。新型コロナ禍の陰鬱な心を祓うには有難い里で、時折、カメラマンや画家、俳人らも訪れている。
写真(上)は黄砂が去り飛行機雲が生まれる菜の花畑の空。写真(中)は綺麗な飛行機雲。写真(下)は畦道のたんぽぽの花と向こうの菜の花畑。
更新日:2021年4月1日 木曜日 00:00