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五輪金・古川選手の写真貴重♡故・阪口氏の資料整理

ふる里の活性化に尽力して昨年秋、92歳で逝去した和歌山県橋本市古佐田の元満蒙開拓青少年義勇隊隊員・兵士の阪口繁昭(さかぐち・ひろあき)さん宅で、3月24日、近親者による写真資料などの整理・分別作業が始まった。
阪口さん宅には、人間ノーチラスで名高いオリンピック水泳金メダリスト・古川勝(ふるかわ・まさる)選手(1936~93)の写真など、これまで遺された貴重な写真資料も多く、選別のうえ公共施設に保存依頼する方針。
担当したのは同市在住のフォトライターの北森久雄(きたもり・ひさお)さんと、作家の佐藤律子(さとう・りつこ)さんの2人。阪口さんの長男で同市教育部長を務める浩章(ひろあき)さんの承諾を得て作業に当たった。
阪口さんは昭和19年(1944)以降、中国・ソ連の国境で転戦。翌年8月にはソ連兵にシベリアへ強制連行され、多くの戦友が祖国・家族を思いながら逝去した。
阪口さんは帰国後、傷痍軍人支援、ヒロポン追放、交通安全運動、墓地管理、教育活動をはじめ、橋本駅の図書館解説・運営、同駅の空襲犠牲者供養、ふる里の偉人紹介など、亡くなる直前まで全力を投じた。
この日、北森さんと佐藤さんは、阪口さん宅の書棚やダンボール箱などに保管された、阪口さん撮影のふる里の風景写真、シベリア抑留生活の苦闘のの記録などを収集。
昭和31年(1956)のメルボルン五輪200メートル平泳ぎ金メダリスト・古川勝選手の写真や新聞記事などもある。
北森さんは「すべていい写真ですが、その中でもふる里のために永久保存すべき写真をしっかり選別したい」と話し、佐藤さんは「この手書き資料などから、とくにシベリア抑留経験をした、阪口さんの苦難の人生について、詳しく調べたい」意向である。
写真(上、中)は阪口さんが遺したオリンピック水泳金メダリスト・古川勝選手の写真アルバムより。写真(下)はシベリア帰りから間もないころ「火の用心」の提灯をぶら下げた若い頃の阪口繁昭さん。

更新日:2021年3月25日 木曜日 00:00

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