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ピンクリボンマスク♡乳がん検診啓発〜紀和病院
10月は乳がん検診を呼びかける「ピンクリボン月間」――。和歌山県橋本市岸上の紀和病院・紀和ブレスト(乳腺)センター=梅村定司(うめむら・ていじ)センター長=の医療従事者は13日、オリジナルな「ピンクリボンマスク」を着用して、乳がんの早期発見の大切さを啓発した。
このマスクは淡いピンク色のソフトな布地に、同センターのKBCマーク入りで、着用しても呼吸がしやすく、やさしい雰囲気でいっぱい。
同センターでは、国の緊急事態宣言を受けて4月20日~5月6日、乳がん検診を休止。その後、再開しているが、全国的にも今年度の乳がん検診率は、約3割減になると予想されている。
毎年「ピンクリボン月間」の10月には、著名人を招いて乳がん撲滅の講演会を開いてきたが、今回は新型コロナ禍で中止。そこで同センターは「ピンクリボンマスク」着用による検診啓発を企画し、この日、医療従事者約50人が、オリジナルマスクを着用して、外来患者らに静かにアピールした。今月末まで続ける予定。
さらに同センターでは、14日から「ピンクリボン啓発サポーター」の募集を開始。希望者にはマスク(限定300枚)を1枚ずつ配り、乳がんから命を守る「広告塔」になってもらう。
梅村センター長は、「乳がんは早期発見でほとんど治せますが、発見が遅れれば、遅れるほど難しくなります。コロナ感染防止策は万全なので、ぜひ乳がん検診にお越しください」と呼びかけている。
「ピンクリボン啓発サポーター募集」の問い合せ・申込みは、同センター(代表電話0736・34・1255)へ。
写真(上)は美しい紀和ブレスト(乳腺)センターのマーク入り・ピンクリボンマスク。写真(中)はピンクリボンマスク着用で応対する医療従事者。写真(下)は乳がん検診を啓発する梅村センター長=中央=ら。