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オミナエシに揚羽蝶♡恋野・浮御堂~初秋の風そよぐ

奈良時代の女性史ヒロイン・中将姫の隠れ里、和歌山県橋本市恋野の浮御堂の池畔で、今、秋の七草の一つ、オミナエシ(女郎花)が開花、揚羽蝶を魅了して、初秋の趣(おもむき)を繰り広げている。
この浮御堂の池(約600平方メートル)には、10数年前、中将姫旧跡保存委員会=田中治(たなか・おさむ)当時委員長=が、錦鯉や子亀などを放って、池畔に花々を植栽。四季折々の風景が生まれる。
オミナエシは万葉集にも登場し、その名は女飯(おみなめし)の意味とか、おみな(女)へし(圧し)、つまり女に勝る美しさがあるなど、さまざまな説があるという。
8月30日午後、オミナエシは浮御堂の通路脇で、真っ黄色の小花を散房状(さんぼうじょう)に咲かせ、揚羽蝶が必死で蜜を求めていて、初秋の風に揺れていた。このような光景は、きっと中将姫も眺めて、心癒されたに違いない。
恋野の里には、中将姫が観音菩薩を祀って、亡き母をしのんだという「中将が森」などがあり、四季折々、人々がドライブや散策に訪れている。
写真(上、下)は綺麗に咲いたオミナエシと蜜を求める揚羽蝶=背景は浮御堂。写真(中)は歓喜いっぱい羽ばたく揚羽蝶。


更新日:2020年8月31日 月曜日 00:00

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