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土俵大改修!橋本・隅田八幡〜来春開幕40周年大会

小学生の郷土相撲の舞台である、和歌山県橋本市隅田町垂井の「隅田八幡相撲場」で、初めての大掛かりな修復工事が始まった。令和3年(2021)4月には、修復後の同相撲場で、開幕40周年記念・隅田八幡相撲大会を開催し、神聖な舞台での熱戦が繰り広げられる。
国宝・人物画像鏡で名高い、隅田八幡神社の寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司によると、同神社では江戸時代から郷土相撲が行われ、昭和15年(1940)頃には第二次世界大戦のため途絶えた。
地元有志は同55年(1980年)、子供たちの心身鍛錬と郷土愛を育もうと、隅田相撲愛好会を結成。神社近くに土俵を築造して「隅田八幡相撲大会」を復活。大勢の小学生が奮闘してきた。
この相撲場は、4本柱で屋根を支え、土俵の直径は15尺(4・55メートル)と、大相撲並みの大きさ。
屋根を築造した約10年前までは、雨ざらしのため土俵の補修をしてきたが、今回は土俵を大改修。大相撲の土俵と同じ関東の土を使い、既存の土と半々に混ぜ合わせて、再構築している。
隅田相撲愛好会の栢木義夫(かやのき・よしお)・前会長は「会員30人の中には当時、小学校1年生で第1回大会に出場・健闘した方々もいる。今回はその会員や、手伝いに来た相撲好きな小学生7人と共に工事に取り組んでいます」と説明。とくに小学生の思い出の体験になりそう。
開幕40周年記念・隅田八幡相撲大会は、例年通り令和3年4月29日(昭和天皇・誕生日)に開催される。
写真(上、下)は大改修工事が始まった隅田八幡相撲場。写真(中)は同相撲大会での小学生の奮闘ぶり風景。


更新日:2020年8月21日 金曜日 00:00

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