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天皇・皇后両陛下に早生柿献上♪JA紀北・荷造り式

天皇・皇后両陛下と和歌山県ゆかりの紀子さまが嫁いでいる秋篠宮家に献上する、令和2年の「ハウス柿の荷造り式」が、立秋の8月7日、同県かつらぎ町妙寺のJA紀北かわかみ妙寺総合選果場で開かれた。
この献上柿は、同町内の柿農家がハウス栽培した種なしの刀根早生柿(とねわせがき)で、JA紀北かわかみの施設柿部会が昭和63年(1988)から取り組み、「荷造り式」は16回目になる。
会場は国旗とJA旗を掲揚して紅白幕で飾り、大きなテーブルには約100個の柿が並ぶ。JA、県議、行政関係者ら約10人が全員、白い手袋をはめて、卓上の高品質と思われる柿を選別。担当の女性が綺麗に箱詰めした。
今年の刀根早生柿は、梅雨の長雨の影響が心配されたが、最近の日照り続きで昨年同様、糖度は16度前後と甘くなり、大きさも2Lサイズ(220グラム以上)の出来映え。適度に水分を含み、甘くて美味しいという。
これまでは毎年、同柿部会の水浦言仁(みずうら・ときみ)部会長らが、宮内庁と秋篠宮家へ、各2ケース(1ケース15個入り)を直接献上してきたが、今年は新型コロナ禍のため宅急便を活用。8月8、11両日、東京都内の和歌山県東京事務所から献上することにしている。
JA紀北かわかみの宮崎卓郎(みやざき・たくお)組合長は、農家の労苦をねぎらいながら、「今年もいい献上柿ができました。この早生柿を味わい、お元気に夏を過ごしていただきたい」と話していた。
写真(上、下)は卓上の刀根早生柿の中から「献上柿」を選別する関係者。写真(中)は丁寧に選別された献上柿。


更新日:2020年8月8日 土曜日 00:00

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