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鬼灯、梅雨に濡れ♡橋本・六地蔵に安寧祈る
和歌山県橋本市東家の高野山真言宗・慈眼山「観音寺」西方の東家墓地入口で7月13日、六地蔵に供えられた鬼灯(ほおずき)が梅雨に濡れ、この季節特有の風景を見せていた。
この日、山河もまちも梅雨雲に覆われ、小雨がしとしとと降り続いて、気温は19~23度とやや梅雨寒。六地蔵の6つの花壺では、誰が活けたのか、緑や黄色の約20輪の鬼灯が雨露に光っている。
六地蔵とは釈迦・入滅後、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天道の各界)を訪れて、人々を救い上げ、力を与える地蔵菩薩のこと。
鬼灯は提灯の形をしており、お盆に祖先の霊が帰る目印とされている。
普段、六地蔵では、家族連れらが訪れ、水洗いしたり、前垂れを掛け替えたり。この鬼灯は、誰かがその美しさに感激して供え、先祖の安寧と新型コロナ禍、梅雨被害の出ないよう、祈ったに違いない。
通りがかりの人たちは、思わず立ち止まり、しばらく見入っていた。
写真は高野山真言宗・慈眼山「観音寺」近くの東家墓地入口の六地蔵に備えられた色鮮やかな鬼灯の数々。
更新日:2020年7月14日 火曜日 00:00