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玉川峡の蛍袋咲いた♪温泉・宿泊再開〜源氏蛍乱舞へ

高野山麓の和歌山県橋本市~九度山町を流れる玉川(紀伊丹生川)沿いで6月6日、美しい蛍袋(ほたるぶくろ)の花が満開となり、近く源氏ボタルが乱舞する。国民投票で1位に輝いた同市北宿の市設民営・温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」も新型コロナウイルス感染防止後、この1日から営業を再開、玉川情緒を取り戻している。
蛍袋は同市彦谷・犬戻り下流域で開花、提灯(ちょうちん)形の真っ白い花がぶら下がる。古くは火垂(ほたる)を提灯(ちょうちん)と言い、日本の童(わらべ)は蛍袋の花の中に蛍を放ち、ほの明かりを楽しんできた。
源氏ボタルの飛翔場所は「やどり温泉いやしの湯」の下流約300メートル周辺や、犬戻り下流の青渕付近、同町のふるさと物産店「さえもん」上流約200メートルあたり。
玉川の環境を守る玉川愛好会会長の上西進(うえにし・すすむ)さんによると、今のところ少雨のため、源氏ボタルはちらほら。例年なら10日頃に飛翔ピークとなり、月末頃まで観賞できるが、今年は少し遅れそう。時間は日没後、午後9時頃まで。
「やどり温泉いやしの湯」は、国民投票で魅力を決める「温泉総選挙2018」(ファミリー部門)で1位を獲得。新型コロナ防止で休業後、今は温泉・宿泊施設とも営業を再開している。営業日は毎週金、土、日、月曜日。
7日は玉川漁業協同組合の「玉川・アユ漁解禁」。とくに週末は太公望をはじめ、家族連れや若いカップルらが訪れ、アユ釣り、キャンプ、水遊び、バーベキューなどを楽しむ。
上西さんは3密注意などを前提に、「源氏蛍の観賞や、アユの友釣り、温泉・宿泊・飲食で、これまでの憂鬱な気持ちを吹き払ってほしい」と話していた。
写真(上、下)は玉川峡谷で満開の蛍袋の花。写真(中)は温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」=手前は玉川(紀伊丹生川)。


更新日:2020年6月7日 日曜日 00:00

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