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心癒す♡クリスマスローズ~橋本・子安地蔵寺境内
関西花の寺・第24番札所で、紀州徳川家の安産祈願所として知られる、和歌山県橋本市菖蒲谷の高野山真言宗・子安(こやす)地蔵寺=島田弘恭(しまだ・こうきょう)住職=で、今〝冬の貴婦人〟とも呼ばれるクリスマスローズが見頃を迎えている。
同寺では先代の故・島田義弘(よしひろ)住職が約20年前、「参拝者に喜んでもらおう」と数株のクリスマスローズを境内に植栽。その妻・礼子(れいこ)さんが、今日まで無数の山野草とともに丹精込めて育ててきた。
クリスマスローズはキンポウゲ科の多年草で、花の少ないシーズンに気品ある花を咲かせることから、「冬の貴婦人」とも呼ばれる。
同寺では、数株が今や1000株超にも増えて、白や紫などの色鮮やかな花を咲かせ、訪れる家族連れや女性グループなどが、次々と腰をかがめて見入り、心和ませている。
子安地蔵寺は「藤の寺」としても名高く、樹齢120年以上の九尺藤(くしゃくふじ)など8種類25本の藤の花が咲く。クリスマスローズは3月下旬頃まで楽しめ、藤の花は4月下旬頃に見頃を迎えそう。
島田凌弘(りょうこう)副住職は「新型コロナウイルスの感染拡大で、皆様、外出しづらいでしょうが、こんな時こそ、お花で心を癒し、社寺で祈って、パワーをつけていただければ」と話していた。
写真(上、下)は子安地蔵寺の境内に咲いた綺麗なクリスマスローズ。写真(中)はクリスマスローズに見入る女性たち。
更新日:2020年3月19日 木曜日 00:00