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夜桜♡楽しく♪花壇設置も~南海・学文路~九度山間

南海電鉄=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長=は、3月23日~4月5日の間、和歌山県橋本市学文路(かむろ)の南海高野線「学文路駅」~九度山町の「九度山駅」沿線の桜並木を初めてライトアップし、3月31日(火)には学文路駅の上りホームに「学文路 花文字花壇」を設置すると発表した。
学文路は京都・大阪・堺の三方から高野街道の合流した高野参詣・京大坂道の出発地点で旧・宿場町。同駅は大正13年(1924)に九度山、紀伊清水両駅と共に開業、駅舎はそのまま利用されている。
地元には学問の神様と崇敬される、菅原道真公を祀る学文路天満宮があり、県内外から多くの高校・大学合格祈願者が訪れる。参詣道沿いには、平安時代の親子哀話・石童丸物語のヒロイン・千里ノ前(ちさとのまえ)の菩提寺である西光寺学文路苅萱堂(かるかやどう)もある。
学文路駅~九度山駅間の桜並木は、同電鉄と地元住民が60数本を植樹。そのうち約330㍍の区間で染井吉野(そめいよしの)29本について、3月23日(月)~4月5日(日)の午後6時~同10時にライトアップ。開花状況により変更もある。
「学文路 花文字花壇」は幅2・4㍍、奥行0・6㍍、高さ1・21㍍の大きさ。花壇には「合格祈願」「祝合格」「京大坂道」などの文字を表示して、サクラソウやエニシダなど季節の花々を植栽する。
また、駅舎に登る石段わきには、学文路天満宮の梅鉢紋(うめばちもん)でもある梅の苗木(高さ約4㍍)12本を植樹したばかりで、来春の開花が期待される。
これまで桜植樹などに協力してきた「ふるさとさーくる学文路」の初代会長・畑野富雄(はたの・とみお)さんは「世界的な新型コロナウイルス問題で大変ですが、ぜひ、桜並木のライトアップや、美しい花文字花壇などで、心癒してください」と言っている。
写真(上)はライトアップされることになった南海高野線・学文路駅~九度山駅間の桜並木。写真(中)は現在の同桜並木。写真(下)は学文路駅に設置される花文字花壇「祝 合格」のイメージ。写真(上、下)=南海電鉄資料より。


更新日:2020年3月18日 水曜日 00:00

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