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令和初春のお尻山♡若草萌ゆる♪山河も電車も美しく

和歌山県橋本市南馬場の可愛い形をした通称「お尻山(おけつやま)」で令和2年新春、早くも若草が萌えはじめた。山頂からの展望は、和泉葛城金剛山系の山脈(やまなみ)や紀の川、南海電車の走行風景もまぶしく、橋本地方の四季の始まりを感じさせている。
和歌山県伊都振興局の南側を流れる紀の川の橋本高野橋を渡り、河南道路を西に行くと、間もなく左手に「お尻山」が見え、柿畑の落葉焚きの煙などに霞んでいる。
学問の神様・菅原道真公を祀る学文路天満宮の西方に当たる「お尻山」の山頂に登ると、すでに山肌には若草が淡く色づく。南側の国城山(くにぎさん)は、冬薄(ふゆすすき)の向こう側から迫り、北側の和泉葛城~大和葛城の山脈は、橋本の旧市街地と新しい林間田園都市を美しく包み込む風情。
眼下に見える紀の川南岸の南海高野線では、信号機の音が聴こえてきたかと思うと、まるで玩具(おもちゃ)のように見える電車が、カッタンコットンと高野山方面へ向かう。
НHK和歌山放送局の投稿動画や伊都振興局の写真展などで名高いフォトライター・北森久雄(きたもり・ひさお)さんは、「やっぱり橋本はいいね。家に籠っていては、わからないけどね」と、カメラのシャッターを切っていた。
写真(上)は若草が萌え始めた令和正月のお尻山。写真(中)はお尻山の眼下を走る南海電車=右は北森さん。写真(下)はお尻山の背景の国城山。


更新日:2020年1月6日 月曜日 00:00

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