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満開♡山茶花の老樹♪堀越癪観音~銀杏落葉も美しく

和歌山県かつらぎ町東谷の「紀州堀越癪(しゃく)観音」=向井聖順(むかい・せいじゅん)住職=の名物「山茶花(さざんか)の老樹」(県指定文化財・天然記念物)が満開になり、あたりに広がる無数の銀杏(いちょう)落葉とともに参拝・観光客の心を癒している。
同観音は真言宗山階派の寺院で、役行者(えんのぎょうじゃ)が、母の腹痛を治そうと彫ったという秘仏「十一面観音像」が御本尊。寺名中の「癪(しゃく)」とは、胸や腹の痛みのことで、同観音は「癪」を治すという民間信仰が厚い。
天然記念物「山茶花」は、本堂東側にあり、幹周り約1・45メートル、高さ約13・5メートルの、樹齢は200年以上の大樹。同観音の話では5年程前、樹勢が極度に衰えたため、樹医に依頼して、幹の空洞部分などを治療したところ、今ではすっかり元気を回復。往時の綺麗な花を咲かせている。
ここは「四郷の串柿」で名高い山里。縁側付近には富有柿(1盛5玉)や吊るし柿(紐付き)が並べられ、参拝・観光客は「これはいいお土産」と喜び、空き缶にそれぞれ300円を納めていた。
最近は大阪・和歌山の府県間・国道480号「鍋谷峠トンネル」が開通、京奈和自動車道・かつらぎ西ICとも県道を介して結ばれ、とても便利になっている。
写真(上、下)堀越癪観音で花満開の天然記念物・山茶花の老樹。写真(中)は境内に散り敷く大銀杏の黄葉も美しい。


更新日:2019年12月8日 日曜日 00:01

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