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橋本の誇り♪前畑・古川「二人展」~郷土資料館

NHK大河ドラマ「いだてん」に和歌山県橋本市出身の日本女性初の金メダリスト・前畑秀子(まえはた・ひでこ)さん(1914~99)が登場し、来年夏には東京オリンピックが開かれる。これを受けて、橋本市教育委員会は同市郷土資料館や市役所で、前畑さんら名選手3人を紹介する写真展を開催しており、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「私たち郷土の誇り、ぜひ、ご覧ください」と言っている。観覧無料。
前畑さんは昭和7年(1932)のロサンゼルス五輪・女子200メートル平泳ぎで銀メダル、昭和11年(1936)のベルリン五輪で金メダルを獲得。
近所の2年後輩・小島一枝(こじま・かずえ)さん(1916~92)も、同400メートル自由形リレーで5位、400メートル自由形で6位入賞。同郷の古川勝(ふるかわ・まさる)さん(1936~93)は、昭和31年(1956)のメルボルン五輪・男子200メートル平泳ぎで、独自の「潜水泳法」により金メダルに輝いた。
3人は子供の頃から、紀の川で水遊びをして、やがて水泳練習に励み、郷土の誉(ほまれ)となった。今回、同市郷土資料館2階展示室では「二人展」のタイトルで、前畑さんの写真18枚、古川さんの写真13枚を出展。
例えば、前畑さんが自宅(現・古佐田郵便局付近)裏側の通称「飛び込み岩」から、小島さんと共に紀の川へダイビングする姿や、古川さんが潜水泳法で長く潜った後、顔をあげた瞬間の名場面などを紹介している。
一方、市役所1階ロビーでは「写真パネル展」を開催。椙山第二高等女学校水泳部の天野監督・コーチと同校の前畑、小島両選手の記念撮影や、前畑さん金メダル獲得の深夜、橋本駅前で歓喜に沸く市民、亡母の墓前で金メダル報告をする前畑さんの写真など、計8枚を展示している。
郷土資料館の大岡康之(おおおか・やすゆき)館長(学芸員)は「日本の水泳界に大きく貢献した前畑、古川、小島さん。その偉業を写真からも感じ取り、大河ドラマの前畑さん、さらに東京オリンピックを楽しんでもらえたら」と話している。
郷土資料館の「二人展」は9月29日(日)まで。午前9時~午後5時(受付=同4時40分)月曜と祝日の翌日は休館。問い合わせは同館(電話=0736・32・4685)。
市役所の「写真パネル展」は9月30日(月)まで。土曜、日曜、祝日は「記名」が必要。問い合わせは生涯学習課(電話=0736・33・3704)。
写真(上)は郷土資料館の「二人展」。写真(中)は亡母に金メダル報告する前畑さん。写真(下)は橋本市役所の「写真パネル展」。


更新日:2019年8月17日 土曜日 00:00

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