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高野の花たち(190)元気もらえるネコノメソウ
ネコノメソウ(猫児眼晴草)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、別名ミズネコノメソウと呼んでいます。
花序同士やや接してつき、花の下の茎は卵型から楕円形、花は黄緑から黄色。直立した先は鈍形で、日本固有種です。
山の湿地や水田を好み群生、雄しべ4個が特徴。和名のネコノメソウは「猫の目草」の意味で、果実が深く細く裂開くようすが、昼間の猫の瞳孔が縦に狭くなった目に似ていることから付けられました。
花茎は地上性の走出枝から立ち上がるため、山道を下向き歩いていると目に入ってきます。木本と草本があり、日本には21属100種類あるそうです。
ネコノメソウの黄緑と黄色の色合いは、とても元気をもらえます。
高野山町石道沿いの広範囲に一面に咲くところがあり、歩いていると勢いのあるイエローの色につい笑顔になり、春が来たことを感じさせてくれますし、楽しませてもくれます。花言葉は「気移り」「誠実」「謙虚」。
(Ⅿ記)
更新日:2019年4月29日 月曜日 23:04