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五輪金「古川勝」記念碑を除幕♪橋中校庭で同級生ら

潜水泳法で名高いオリンピック水泳金メダリスト・古川勝(ふるかわ・まさる)さん(1936~93)の記念碑が、母校の和歌山県橋本市立橋本中学校(現・橋本中央中学校)校庭に完成した。建立した同級生100余人でつくる「26会(にろくかい)」は3月31日、除幕式を行い「古川さんの偉業が多くの後輩に伝わってほしい」と話した。
古川さんは橋本中学校、橋本高校、日本大学へと進み、昭和31年(1956)の第16回メルボルン・オリンピック男子200メートル平泳ぎに出場。独自で編み出した「潜水泳法」により、2分34秒7の世界新記録で優勝を飾った。
記念碑は、表が花崗岩(かこうがん)、裏が緑石(りょくせき)の2枚組みで、高さ約1メートル。幅約2メートル、厚さ約20センチの大きさ。表には5色の五輪マーク、金色で「金メダル」、白文字で「古川勝」などと刻んでいる。
「26会」事務局の宮西高雄(みやにし・たかお)さん(83)ら出席者20数人で除幕。岡本孝範(おかもと・たかのり)校長には、「生徒たちに役立てて」と、クリアファイル(古川さんの写真と記念碑の写真入り1000枚)目録を贈った。
この後、全員で童謡「ふるさと」を合唱。宮西さんは昔の新聞記事から、古川さんの潜水泳法「人間ノーチラス」は、アメリカ初の原子力潜水艦「ノーチラス」登場により、そう呼ばれたことなどを紹介した。
会員トークでは「古川さんは25メートルターンのプールで、なんと50メートル泳ぐのに、一度も顔をあげなかった」「古川さんは、まるで紀の川のアユのように、悠々と泳いでいた」などと話し、その雄姿を偲んだ。
岡本校長は「26会」に感謝状を贈ったうえ、「古川さんの記念石碑やクリアファイルは、生徒たちの将来に大きな力を与えます」と喜んでいた。
写真(上)は古川さんの記念碑を除幕する「26会」の会員たち。写真(中)は古川さんのクリアファイルと記念碑。写真(下)は古川さんの記念碑を囲む「26会」の会員ら。


更新日:2019年4月1日 月曜日 00:00

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