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橋本「やどり温泉」日本1♡国民投票ファミリー部門
日本の魅力ある温泉地を国民投票により表彰する「温泉総選挙2018」で、和歌山県橋本市北宿の市設民営・温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」がファミリー部門で1位となり、経営する「SCRUMきのくに株式会社」=西裕生(にし・ゆうき)社長=が企業部門でも「COOL CHOICE賞」を受賞した。西社長は「これを機会に一層お客様のおもてなしを大切にし、玉川峡の温泉を愛されるよう努めたい」と誓った。
同温泉施設は平成24年(2012)3月にオープン。地下約1300メートルから湧き出すお湯は「お肌すべすべ」のナトリウム塩化物温泉。前経営者が撤退後の4年前、西社長が「SCRUMきのくに株式会社」を設立して、これまで大型台風の被害なども克服しながら、経営に邁進してきた。
温泉施設は、弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山のふもとの玉川峡にあり、玄関前を流れる県の名勝・玉川(紀伊丹生川)は、美しい岩石の「玉川四十八石」(玉川由来記)として名高い。
「温泉総選挙2018」は、旅して日本プロジェクトが主催し、環境省、観光庁、経済産業省、総務省、内閣府が後援。エントリー部門は「ファミリー」「歴史・文化」「うる肌」「リフレッシュ」「スポーツ・レジャー」「健康増進」「女子旅」「外国人おもてなし」「絶景」の計9部門がある。
このうち同温泉施設はファミリー部門で、国民投票3万9036票を獲得し、全国の温泉地を大きく引き離して1位を獲得。さらに地球温暖化対策・国民運動の「COOL CHOICE」企業部門でも、「SCRUMきのくに株式会社」が特別賞の栄誉に輝いた。同温泉施設はすでに和歌山県主催の「和みわかやま」おもてなしの宿アワード2018でも、旅館・ホテル以外の部で最優秀賞を受賞している。
同温泉施設は、高野山真言宗総本山・金剛峯寺に登る国道371号沿の玉川峡にあり、関西でも有名なアユ・アマゴ釣りの本場。大阪・難波から南海高野線で橋本駅まで約50分。同駅から車で約30分のところ。
西社長は「この温泉施設がまだ閉鎖中の頃、ここを何としても『橋本の誇りにしたい』と決心しました。受賞できたのは、お客様や地域の方々の投票のお陰です」と感謝。「これからも、お客様に『来てよかった』と喜んでいただけるよう、全身全霊で取り組みます」と話していた。
同温泉施設の入浴料金は大人(中学生以上) 610円、小人(3歳以上、小学生以下)300円。食事は例えば「やどり名物・唐揚げ定食」850円など。宿泊料金(2人以上)=夕食、朝食付き=1人9900円から。
営業は金、土、日、月曜日と祝日の午前11時~午後9時(最終受付同8時)。問い合わせは「やどり温泉いやしの湯」(電話0736・32・8000)。
写真(上)は「温泉総選挙2018」ファミリー部門1位と「COOL CHOICE」(企業部門)特別賞を獲得した「やどり温泉いやしの湯」の西社長=同温泉施設で。写真(中)は同施設の「お肌すべすべ」のナトリウム塩化物温泉。写真(下)は玉川峡の畔の「やどり温泉いやしの湯」。