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ふる里の絵札に小中学生ら挑む!かつらぎかるた大会

和歌山県かつらぎ町立小・中学校の児童生徒たち製作のかるたを使った、町発足60周年記念「かつらぎかるた大会」が、かつらぎ総合文化会館大ホールで開かれ、各校から選抜された約100人の児童生徒たちが熱戦を繰り広げた。
かつらぎ町と同町教育委員会が主催。かるた(縦9・5センチ、幅7センチの紙製)は、町内5小学校・2中学校の児童生徒1086人が、読み札と絵札を各46枚・計2000組を作成した。
例えば、「か」の作品を見ると、読み札は「かつらぎ町のみんなのヒーローかき王子」と手書きで記され、絵札は、同町イメージキャラクターかきおうじが描かれるなど、ふる里の名所・旧跡、特産物などを絵・文で表現している。
同かるた大会・開会式で、挨拶に立った井本泰造(いもと・たいぞう)町長は、「かるた遊びで町の魅力を再発見し、自分の住む町に誇りと愛情を持ってほしい」と希望を述べた。
大会は床面に1~8のフィールドを描き、小学1、2年生、3、4年生、5、6年生、中学1、2年生の各クラスに分かれて競技を展開。
各フィールドで、いろはかるたの絵札を広げ、各選手は正座で取り囲んで待機する。町担当者の読み上げに聞き耳を立て、声を聴いた瞬間、すかさず身を乗り出し、腕(かいな)を伸ばして、絵札を手のひらで叩いた。
2階の観覧席では、沢山の家族や、友達が見守り、声援を送って楽しい雰囲気でいっぱい。競技の結果、小学1、2年生の部は渋田小2年・中薗弥洋(なかぞの・みひろ)さ、3、4年生の部は渋田小4年・西畑遼祐(にしばた・りょうすけ)さん、5、6年生の部は大谷小6年・中谷柚葉(なかたに・ゆずは)さん、中学1、2年生の部は笠田中2年・渋川憂真(しぶかわ・ゆうしん)さんが、それぞれ優勝を飾った。
親御さんに読んでもらって練習を重ねた中谷さんは、「優勝できて、とてもうれしいです」と満面笑みをたたえていた。
写真は、かつらぎ町の人たち自慢の名所・旧跡などが描かれた絵札の先取りを競う、気迫みなぎる小学生たち。


更新日:2018年12月11日 火曜日 00:00

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