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紀北工高・個人団体とも優勝!マイコンカーラリー近畿
和歌山県橋本市の県立紀北工業高校・ものづくり研究部は、神戸市立科学技術高校体育館で開かれた第20回マイコンカーラリー近畿大会のアドバンス・ベーシック両クラスで、団体戦・個人戦とも見事、優勝を飾った。顧問の中岡進(なかおか・すすむ)教諭は「部員は闘志満々で、次は全国大会初の優勝を目指したい」と張り切っている。
全国高校長協会、近畿工業高校長協会の主催で、大会は12月2日、神戸市立科学技術高校・体育館で開催。紀北工業高校・ものづくり研究部(コンピュータ)部員6人が参加。それぞれ独自製作したマイコン搭載の車(ロボット)を出場させ、ライン上(1周50メートル)でのスピードを競った。
上級者が性能・スピードを競うアドバンスクラスでは、近畿各地から37人が参加。同校3年・木村裕貴(きむら・ゆうき)さん(18)が優勝、2年・正木克実(まさき・かつみ)さん(17)が3位、2年・西祐利(にし・ゆうと)さん(17)がベストタイム賞を獲得。同部は3人の予選タイム合計点を競う団体戦でも5年連続8回目の優勝を飾った。
初心者が競うベーシッククラスでは89人が参加し、1年・坂田香稀(さかた・こうき)さん(16)が優勝、同・堀田顕大(ほった・あきひろ)さん(15)が準優勝、団体戦も2年連続2回目の優勝を遂げた。
平成31年(2019)1月12・13両日、東京都八王子市の日本工学院八王子専門学校で、ジャパンマイコンカーラリー全国大会があり、アドバンスクラスに木村さんと正木さん、ベーシッククラスに坂田さんが出場することが決定した。
前回の全国大会で、僅差で準優勝となった木村さんは、「しっかりとプログラム、車体を調整し、初優勝を目指したい」と、高校生活・最後の大舞台に挑む。先輩の活躍ぶりを目の当たりにしている坂田さんは、「車に加速と旋回の力を持たせ、初Vを果たしたい」と目を輝かす。
中岡教諭は「皆、よく頑張っていると思う。勝敗は運不運もあるが、普段から研究を怠らず、大会会場では、コース状況を素早く読み、プログラム・車体を的確に整えることです」と、叱咤(しった)激励している。
写真(上、下)はアドバンスクラス優勝の木村さん=前列左端=ら好成績を収めた紀北工業高校・ものづくり研究部の部員たち=後列右端は中岡教諭。写真(中)は近畿大会でマイコンカーをスタートラインに置く堀田さん=手前。