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お神輿や天狗の渡御も楽しく♪宝来山神社の秋祭り
奈良・平安時代の貴族・和気清麻呂(わけのきよまろ)公が勧請(かんじょう)したと伝わる和歌山県かつらぎ町萩原56の宝来山(ほうらいさん)神社で、秋日和の10月21日、例大祭が営まれ、天狗姿の猿田毘古大神(さるたひこのおおかみ)などの渡御行列が参道を御渡りし、五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝した。
今年は高田自治区を中心に7地区が主催。午前は計7基の神輿(みこし)が祝餅(いわいもち)を載せて到着し、神前に奉納。午後は森和弘(もり・かずひろ)宮司や松本公望(まつもと・きんもち)総代会長、各役員らが拝殿に参集。森宮司が祝詞(のりと)を奏上し、玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われた。
お神輿や五色の旗、天狗面に一枚歯の高下駄(たかげた)、艶やかな衣装の猿田毘古大神が、同神社を出発。御旅所(おたびしょ)で、笠田小学校を出発した花車(はなぐるま)や神輿、稚児行列と合流。笛太鼓、お囃子(はやし)も威勢よく、参道を練り歩くと、見物の大人も子供も大喜び。
同神社は昨年の「正遷宮(しょうせんぐう)」で、本殿(国重要文化財)の檜皮(ひわだ)屋根の葺き替え、社務所などの新造・修復を済ませたばかり。
境内では、紺地に白文字で「奉献 宝来山神社 〇〇氏子中」と染め抜いた幟旗(のぼりばた)が、清々(すがすが)しい音を立てている。
森宮司は「きょうは雲一つない、祭り日和に恵まれて、誠にありがたいです。地域の皆様とともに幸せを祈ります」と話していた。
写真(上)は威勢よくお神輿を担ぐ若衆たち。写真(中)は神前で祝詞を奏上する森宮司。写真(下)は鳥居をくぐる天狗姿の猿田毘古大神。
更新日:2018年10月22日 月曜日 00:00