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高野の花たち(169)花言葉「清楚」ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナ(鵯花)は、日本各地の林道の脇、草原や渓流沿いなどの日当たりのよい場所に、ごく普通に生えるキク科フジバカマ属の多年草。葉は対生で、高さ1~2メートルになります。
8~10月に、淡紫色または白色の小さな筒状花を多数集まって、散房状に咲かせます。
フジバカマに似ていますが、茎に毛が多いこと、葉は単一で3裂せずに光沢もないこと、香気がほとんどないことで区別できます。
姿形はよく似ている同属の花でありながら、秋の七草の一つであり、平安時代には、普通の人里近くの河原に生えていたというフジバカマの自生種は、いまでは絶滅危惧種に選定されているのに対し、ヒヨドリバナは、全国各地でしっかり生き残っているのが皮肉な話です。
和名はヒヨドリが里に来て鳴くころ、花が咲くことから名付けられました。
高野龍神スカイラインの高野山から大滝までの間で出会ったヒヨドリバナ、その花言葉は「清楚」「期待」「延期」の3つです。  (T記)


更新日:2018年8月31日 金曜日 21:17

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