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人気のJR笠田駅・観光案内所♪世界遺産の玄関口

和歌山県かつらぎ町笠田東のJR和歌山線・笠田駅にある同町観光案内所「ステーション笠田の郷(かせだのさと)」が、世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社などの参拝観光客や地元住民から、心和む待合所として喜ばれている。
この「ステーション笠田の郷」は、平成23年(2011)5月、同町観光協会がJR和歌山支社の許諾を得て、平屋建ての同駅舎内に、木造りのテーブルと3人掛けの椅子5脚などを設置してオープン。地元の住民グループ「笠田の郷の会」(30人)が管理貢献を引き受けている。
室内には「リサイクル図書」の本棚を置き、そこに各家庭で不要になった図書を寄贈し、誰でも好きな図書を持ち帰ることができるようにしている。
近くには「世界遺産の玄関口 笠田のまち」「天野の里 四季ガイド」「宝来山(ほうらいさん)神社」「いずみの国からの恋文」など、観光パンフやチラシも並ぶ。
壁には「笠田の郷の会」の平山忠彦(ひらやま・ただひこ)さんが撮影した「笠田駅で電車を待つ母子」や「背の山から眺めた和歌山線のラッピング列車」など、約20枚のカラー写真を掲示。
駅舎の西側には約2年前、同町が綺麗なトイレ(男女)を新設。表には大きくて楽しく、わかりやすい「KATSURAGI TOWN MAP」の立看板を設けている。
昨年4月には同町と姉妹都市・大阪府和泉市をつなぐ国道480号「鍋谷峠(なべたにとうげ)道路」が完成。京奈和自動車道・かつらぎ西ICともつながり、和泉~かつらぎ町間の往来が便利になった。
これに伴い、同町コミュニティーバスの四郷、天野など4コース以外に、同バスは笠田駅~泉北高速鉄道・和泉中央駅を日曜日に往来。往復わずか1000円で和泉市~笠田駅間を行き来できるようになっている。
これに伴い、観光案内所「ステーション笠田の郷」は、心地いい待合拠点となり、高野山真言宗総本山・金剛峯寺や丹生都比売神社の参詣客、和泉市のショッピングモールの買い物、食事客らがゆったり休息。田舎駅の良さに心癒されている。
この「ステーション笠田の郷」は7年前、コミュニティーバス乗客が駅舎で待っていて、バスの発着に気付かず、乗り遅れることも多かったことから、地元住民が同町やJRに働きかけて、見事設置するに至った。
平山さんは「ここは今、県立笠田高校の生徒たちの友人との交流舞台でもあり、鍋谷峠道路の開通による観光客の待合拠点でもあります。とくに素敵なトイレもあるので、喜んでもらえます」と話していた。
写真(上)は笠田駅の観光案内所「ステーション笠田の郷(かせだのさと)」。写真(中)は心和む「ステーション笠田の郷」室内。写真(下)は沢山の観光パンフ・チラシを置いた室内。


更新日:2018年7月15日 日曜日 00:23

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