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初のドライブレコーダー提供協定!橋本市が警察署と
「安全安心のまちづくり」を目指す和歌山県橋本市は6月27日、同市と和歌山県警・橋本警察署、かつらぎ警察署の間で、同市管理の公用車ドライブレコーダー映像を両署に提供する協力協定に調印・締結した。自治体と警察署との同締結は全国でも珍しく、和歌山県内では初めて。平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「警察との連携により、犯罪抑止や交通事故防止に努めたい」と希望を述べた。
橋本市総務課=山本忠司(やまもと・ただし)課長=の説明によると、同市の公用車(普通、軽四輪、消防、救急車など)240台中、200台がドライブレコーダーを設置。今後も充実させる。
同協定の目的は、橋本市が安全安心のまちづくり実現のために、両警察署の捜査活動に協力する。具体的には犯罪や交通事故が発生した際、ドライブレコーダー映像を提供するほか、危険性察知または発生段階などで、遅滞なく情報提供する。
この日、市長室に橋本署の福永和生(ふくなが・かずお)署長、かつらぎ署の出納延計(すいどう・のぶかず)署長、平木市長、岡弘悟(おか・ひろのり)市議会議長らが出席。市長と署長2人の間で協定書に調印・締結した。
平木市長は「このレコーダー提供については、昨年12月定例市議会で議員提案を受け、個人情報保護条例を遵守しながら、実施すべき重要案件と判断し、両警察署に説明、快諾を得ました」と謝辞を述べ、岡議長は「プライバシー保護の大切さを踏まえながら、安全安心のまちづくりに大切な協定です。市民の皆様からも情報提供をお願いしたい」と挨拶。福永・橋本署長と出納・かつらぎ署長は「犯罪抑止、交通事故防止、そして犯罪・事故捜査に役立ちます」と話し、行政協力に感謝していた。
この後、市役所玄関前で、協定締結の記念撮影があり、市職員が公用車の後部車体に、同市のマスコットキャラクター・はしぼうの絵入り「ドライブレコーダー作動中」のシールを貼付。市長や議長、警察署長が協力を誓い合っていた。
写真(上)はドライブレコーダー提供協定書に調印する左から平木橋本市長、福永橋本署長、出納かつらぎ署長。写真(中)は公用車に貼りつける「ドライブレコーダー作動中」シール。写真(下)は安全安心のまちづくりを誓う右から福永橋本署長、出納かつらぎ署長、平木市長、岡議長。