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巨大地震!人命救助訓練~かつらぎ署~指揮所設置も

紀北地方で巨大地震が発生したとの想定で、和歌山県警かつらぎ署は9月29日、かつらぎ町中飯降の県立紀北青少年の家・大研修室やグラウンドなどで、代替指揮所の設置や人命救助の訓練を行った。
県警本部の警備課や機動隊、かつらぎ署員ら約40人が参加。
午前9時40分頃、伊都・橋本地方で震度7の巨大地震が発生し、同署庁舎が傾いて、施用不能になったとの想定で、青少年の家・大研修室に代替指揮所を設置して、被害者救助にあたった。
先ず、同署から北約2キロの青少年の家まで、非常用通信機器類を運び、大研修室に災害警備本部を設置。無線機や衛星携帯電話で、県警本部と通信、被害状況を収集・指揮した。
グラウンドでは、緊急車両が通れるよう、倒木の数々をエンジンカッターで処理。倒壊家屋の屋根も切り抜いて、閉じ込められていた男性を救出した。
同署の森端大介(もりはた・だいすけ)警備課長は「当地方に海はないが、山と紀の川があり、山崩れや洪水が心配です。緊急時には素早く警備本部を立ち上げられるよう、訓練を重ねたい」と話した。
同署は平成30年(2018)、県環境生活部との間で、大規模地震など自然災害発生時の指揮所設置・場所提供の覚書を交換。指揮所の設置を含む訓練は初めて。
写真(上)は人命救助のため倒壊家屋の屋根をエンジンカッターで切りぬく警察官。写真(中)は倒壊家屋から救出される男性。写真(下)は訓練で災害警備本部指揮所が設置された県立紀北青少年の家・大研修室。


更新日:2020年9月30日 水曜日 00:00

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