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桃・桃・桃~桃狩り観光スタート♪果夢果夢バザール

和歌山県かつらぎ町寺尾の紀ノ川南側の桃畑で、夏至(げし)の梅雨晴間(つゆはれま)の6月21日、名高い「桃狩り観光」が始まり、奈良方面から訪れた観光客らが、新鮮で豊満な桃を摘み取り、土産(みやげ)物にして大喜びだった。
この「桃狩り観光」は、「果夢果夢(かむかむ)バザール」=河南地区農産物加工販売組合=倉谷孝子(くらたに・たかこ)組合長=が主催。組合員25人中20人が桃を栽培し、うち9人が桃狩り観光農園を開いている。
奈良県から観光バスで訪れた観光客15人は、地元の花谷農園=花谷好行(はなたに・よしゆき)さん(82)経営=で、自分で好きな桃をそれぞれ選定。各自2つずつもぎ取り、これを「果夢果夢バザール」で、土産用の桃4個入りのダンボール箱に追加・収納。提供された桃1個とダンボール箱入りの桃6個の計7個を持ち帰った。
一行はこの日、安珍清姫(あんちんきよひめ)物語で名高い中紀地方の道成寺や、紀伊水道を望む白崎海岸などを巡った後、桃狩り体験をした。
ある夫婦は「土産の桃7つを子どもら家族全員で味わい、残る7つは友人にあげたい。きょうは素敵な旅になりました」とにっこり。
花谷さんは「今のところ雨が少ないので、桃の甘さは濃密です」と説明。倉谷組合長は「これから8月中旬までの1シーズン中、5000~6000人の人たちが桃狩りに来られます。ぜひどうぞ」と呼びかけている。
収穫シーズン中の桃の品種は例年、7月初め~同5日頃は「日川(ひかわ)白鳳」、~7月中旬は「橋場(はしば)白鳳」、7月20~同月末頃は「白鳳」、7月末頃~8月上旬は「清水白桃(しみずはくとう)」、~8月中旬は「川中島(かわなかじま)白桃」に変わる。
「果夢果夢バザール」では、シーズン中の午前8時~正午、とれとれの桃を直売している。問い合わせは「果夢果夢バザール」(電話&FAX=0736・22・8993)へ。
写真(上)は桃狩りを楽しむ女性たち。写真(中)は新鮮で美しく豊満な桃、桃、桃。写真(下)は土産物にしたい桃を品定めする観光グループ。


更新日:2018年6月22日 金曜日 00:00

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