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ああうまい〝桃狩り観光〟始まる~果夢果夢…
和歌山県かつらぎ町寺尾の紀ノ川流域の桃畑で6月28日、「桃狩り観光」が始まり、今年の〝桃狩り第1号〟として、大阪市住吉区清水丘「1丁目東町会・女性部」の約30人が、自然の恵みに触れ大喜びだった。
「桃狩り観光」は、同町寺尾の「果夢果夢(かむかむ)バザール」(河南地区農産物加工販売組合=坂中芙佐子組合長、組合員35人)が企画・主催。すでに8月8日までのシーズン中、京阪神方面ら観光バス約130台(4000数百人)が、桃狩り観光に訪れることになっている。
この日、「1丁目東町会・女性部」は、日本の醤油(しょうゆ)・金山寺味噌の発祥の地とされる、紀中の湯浅町にある〝手づくり醤油〟の醸造所を見学した後、「果夢果夢バザール」に到着。近くの桃畑に入り、丸々と実った桃(見好白鳳=みよしはくほう)を1人2個ずつ収穫し、1個を試食、4個を土産に持ち帰った。女性たちは「もぎたての桃はおいしいし、きょうは初夏の一日を満喫しました」と喜んでいた。
桃の品種は7月初め~同5日頃は「日川白鳳」、~7月中旬は「橋場白鳳」、~7月25日頃は「白鳳」、7月末頃~8月上旬は「清水白桃」、~8月中旬は「川中島白桃」に変わる。「果夢果夢バザール」では、シーズンの午前中、桃を直売することになっている。
「果夢果夢バザール」は平成11年(1999)、蒸しパンや柿ケーキ、ジャムなど農産物加工販売所として設立。同16年(2004)から「桃狩り観光」を始めた。現在、組合員のうち25農家が桃を栽培し、うち11農家が「桃狩り観光」を実施している。当初、シーズン中に訪れる観光バスは84台(3350人)だったが、昨年は台風でキャンセルがあったにもかかわらず、129台(4668人)に増えている。「果夢果夢バザール」の観光部長・木多浦清子さんは「今年の桃は、開花時に寒かったため、やや小ぶりですが、味はいつものように上々です」と話した。
桃狩り観光の体験料は1400円=7個(収穫体験2個、土産4個、試食1個)。問い合わせ・申し込みは「果夢果夢バザール」(電話&FAX=0736・22・8993)。
写真(上)(中)は、桃狩りを楽しむ観光客。写真(下)は土産の桃を手にとる観光客ら。