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南海・高野線31日に運行再開!高野下~極楽橋駅

昨年10月の台風21号・豪雨による地滑りで、南海電鉄高野線・橋本駅~極楽橋駅間が運転休止となっているが、同電鉄は3月22日、復旧工事の完了後の3月31日始発から運行を再開し、同時に橋本駅前~高野山間の代行バス・タクシー輸送を終了すると発表した。弘法大師・空海が開創した世界遺産・高野山の参拝・観光客は「これでスムーズに移動できる」と喜んでいる。
南海電鉄や和歌山県によると、昨年10月22日の台風21号・豪雨で、上古沢駅すぐ大阪側の山斜面が高さ(斜距離)約100メートル、幅約60メートル、深さ約23メートルにわたって地滑り。地盤は最大で約1メートル沈下、レールの安定性を欠く被害を受けた。同23日から高野下駅~下古沢~紀伊細川~紀伊神谷~極楽橋駅が運行休止となった。
これに伴い、高野下駅~極楽橋駅間でバス・タクシー代行輸送。3月17日からは原則「橋本駅前~高野山駅前」とし、「大門南駐車場を臨時・高野山駅」として運用。路線バス(有料)は、同駐車場を発着点に高野山内エリア(金剛峯寺や奥の院など)を走行している。
被災現場は、和歌山県などと協働で、排水パブ10本で水抜きし、地盤状態をボーリング調査。今年1月から復旧工事をし、山斜面の約40か所に鋼材を打ち込んで地滑りを防止。地滑りセンサーで地盤監視を続けている。
南海電鉄では、安全性を確認の上、3月31日始発からの運行再開方針を決定。これまで上古沢駅で行われてきた「上下列車の行き違い機能」を下古沢駅に移すとともに、橋本駅~高野山駅間の電車・ケーブルカーの運行ダイヤを一部変更(3月23日以降、南海電鉄HPに掲載)することにした。
一方、高野線・極楽橋駅~高野山駅間を行き来するケーブルカーは、平成30年12月初旬~平成31年2月末に新造し、安全性の向上と高野山アクセスの魅力をアップ。この間、代行バス輸送となる。
同ケーブルカーは昭和5年(1930)に開通し、現行車両(4両=定員130人)は同39年(1964)に導入。標高差約330メートル、距離約830メートルを約5分で結んでいる。新車両はスイスのメーカーに発注する予定という。
高野山や高野山麓の各種団体・企業などでつくる「伊都橋本を愛する会」の畑野富雄(はたの・とみお)代表は、「世界中の参拝・観光客が、高野山へ登りやすくなり、とてもうれしいです。伊都橋本の繁栄は、先ず皆様方を心地よくお迎えし、スムーズにいい場所へご案内することと思います」と喜んでいた。
写真(上)は橋本市の紀の川・鉄橋を高野山に向けて渡る南海電車。写真(中)は橋本駅前で発着する代行バスと大勢の高野山参拝・観光客。写真(下)は極楽橋駅~高野山駅を結ぶケーブルカー=平成30年12月初旬から新造・工事に入る。

更新日:2018年3月23日 金曜日 00:00

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