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橋本の魅力「ラッピング車」展示~保健福祉センター
ふる里・高野山麓のまちの魅力を全国アピールする、和歌山県橋本市境原のカキウチ商事株式会社=垣内憲一(かきうち・のりかず)社長(52)=の「ラッピング車両」が、2月28日、橋本市保健福祉センター駐車場に展示された。平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「このラッピング車両のPR効果は抜群であり、ぜひ出発前に、多くの方々にご覧いただきたい」と言っている。展示は3月11日(日)まで。観覧無料。
このラッピング車両は、物資輸送用の新車で13トン大型トラック。その荷台の右サイドには「聖地 高野山へ いざなうまち」「つれもておいで 和歌山県橋本市」と書き、世界遺産・黒河道(くろこみち)や高野山・根本大塔、橋本の基礎を築いた応其上人(おうごしょうにん)像、やどり温泉いやしの湯、国の登録文化財・葛城館などのイラストが描かれている。
左サイドには「どいらいええとこ 和歌山県橋本市」というキャッチフレーズと、その後先に地元産品の巨峰(きょほう)やマッシュルーム、オムレツを表し、紀州へら竿やパイル織物、はたごんぼ(牛蒡=ごぼう)、タマゴ、柿などのイラストが輝いている。
後部の観音開きの扉には、へら竿をかつぎ、柿の頭をした「はしぼう」が描かれ、文字で「はしっこ暮らし はじめませんか」と呼びかけ、橋本の位置を地図で示している。
垣内社長がPR方法として提案し、橋本市シティーセールス推進課が、そのキャンペーン文字や、同市のマスコットキャラクター「はしぼう」、地元の名所旧跡、名産品などをデザイン。同社が自費で業者に頼んで、カラフルに描いてもらい完成した。
この日、市長応接室で「ラッピング車両・完成報告会」があり、垣内社長と妻でマネジャーの希代子(きよこ)さんが出席。垣内社長は「私は生まれも育ちも橋本で、橋本の魅力を発信することにしました」と挨拶し、同ラッピング車両の記念シール100枚を寄贈した。
平木市長は「私もスマホで撮影しました。このラッピング車両は、まさに動画ですね。市の広報やインスタグラムなどでアピールしたい」と謝辞を述べた。
この後、保健福祉センター駐車場で、展示された同ラッピング車両と、垣内社長夫妻の記念撮影が行われ、垣内社長は平木市長に対し、「この車が目に入った人々は、どんどん橋本をネット検索。このまちをすぐに知ってもらえます。今後もラッピング2号車の実現など、郷土に役立つことに取り組みたい」と話していた。
同ラッピング車両は、3月中旬から運輸業務を開始。主に関東・中部地方へ走ることになる。
写真(上、下)はカキウチ商事の「ラッピング車両」と垣内社長夫妻=橋本市保健福祉センター駐車場で。写真(中)は垣内社長が橋本市へ寄贈したラッピング車両の記念シール。