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大しめ縄や大門松が新しく♪隅田八幡神社で迎春準備
和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=の氏子総代ら約30人は、12月25日、20年に1度の正遷宮(しょうせんぐう)で綺麗になった同神社本殿の大しめ縄、門松の飾りつけ、境内のどんど焼きなど平成30年の迎春準備を行った。
完成した大しめ縄は、長さ約4・5メートル、太さ約20センチで、5つの房と4枚の紙垂(しで)が垂れ下がり、誠に神々(こうごう)しい。大門松は高さ約5メートルで、松・竹・梅や葉ボタン、ナンテン、熊笹(くまざさ)などで飾られ、めでたさで溢れる。
氏子総代らは、大しめ縄を拝殿と参道の大鳥居に取り付け、大門松は拝殿前の左右に据え付けた。境内には山から切り出した楠(くすのき)や杉などを搬入して、どんど焼き用に山積みした。
一方、拝殿脇には市立隅田中学校・美術部員が製作・奉納した来年の干支「戌(いぬ)の絵馬」が飾られ、同神社氏子青年会が製作した、夜の足元を照らす「竹灯籠(たけどうろう)」も準備を終えた。
同神社では31日午後11時から本殿で大祓(年越の祓)、竹灯籠の献灯、とんど焼き、随身門の龍の天井画ライトアップ、丸高稲荷神社・大鳥居ライトアップ(~1月中旬)、「紀伊伊都 福めぐり」(~21日)が始まる。
元日は午前10時から本殿で歳旦祭、午後1時から境内で奉納・居合道(演武と試し切り)、新酒授与(~3日)、2日は午前9時~午後3時、客殿で第41回書初会が開かれる。
9、10日は境内で「すだえびす」(隅田恵比須神社)、14日午後3時から「とんど」(古神符焼納神事~15日)、15日午前5時頃から本殿などで管祭(くだまつり)=小豆粥(あずきがゆ)占い神事、正午から客壇和室で敬神(けいしん)婦人会主催のバザーが予定されている。
寺本佳文(よしふみ)禰宜(ねぎ)は「今年の正遷宮で、朱塗りの本殿など神社全体が美しくなり、きょうは皆様方の御貢献により、迎春準備ができました。お正月には素晴らしい一歩を踏み出し、皆様方のご家族安泰、世界平和をお祈りします」と話していた。
写真(上)は隅田八幡神社の拝殿に大しめ縄を取り付ける氏子総代ら。写真(中)は境内に準備したどんど焼きの丸木の山。写真(下)は拝殿前に設けら大門松。