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私の風船♪大阪千里~橋本まで飛んだ♪唯華さん感激
大阪府吹田市千里山西の千里第3小学校創立50周年記念で、同小5年生の眞本唯華(まもと・ゆか)さん(11)の飛ばしたメッセージ付き風船が、はるばる橋本市高野口町まで届き、たまたま地域放送局「FMはしもと」(同市東家)の向井嘉久蔵(むかい・かくぞう)会長が拾った。向井会長からの手紙連絡で知った唯華さんは、10月10日、両親とともに「FMはしもと」を訪れ、向井会長の番組に登場し、「とてもうれしい。勉強がんばります」と大喜びだった。
唯華さんは医学博士・眞本祥弼(まもと・まさのり)さんの二女で、9月30日午後1時頃、同小学校のグラウンドから、約1000人の全校生とともに、メッセージ付き赤風船を空に放った。
約2時間後には、ふわりふわりと直線距離で約60キロ離れた、高野口町のゴルフ練習場の空にあらわれ、クラブを握っていた約30人もの人たちがびっくり。なぜか、練習中の向井会長の目鼻先に近づき、思わず向井会長が風船の糸をつかむ。
ぶら下がった葉書き大のメッセージには「私が今、頑張っているのは、漢字を覚えることです。読むのは得意なのですが、書くのは苦手です。だから頑張って覚えたいです(一部略) 唯華」とあり、小学校名や電話番号が記してある。
向井会長が学校宛に「風船到着」を手紙連絡したところ、10月5日、唯華さんの母・利絵(りえ)さんから感謝の電話があり、「とても楽しい話題」としてラジオ番組の出演が決まった。
10月10日午後6時過ぎ、唯華さんは両親とともに車で「FMはしもと」に到着。先ず、玄関前の庭園のテーブルで歓談。両親が微笑む中、唯華さんは「全校生約1000人が飛ばした風船は、それを拾った5人の方から連絡があったそうです」と説明。「そのうち一番遠くまで飛んだのは、私の風船、着いたのはここ橋本市でした」とにっこり。
向井会長は「唯華ちゃんは、とても字が上手。これからですよ」と激励。唯華さんは両親とともに同7時からの向井会長の生放送番組に出演して、これまでの経過や喜び、希望を語った。この録音番組は10月19日(木)午後4時から、向井会長担当の番組で再放送されることになっている。
写真(上)は「FMはしもと」前の庭園で中野豊信(なかの・とよのぶ)報道部長のインタビューに応じる唯華さん=後ろは向井会長。写真(中)は向井会長が手にした唯華さんの赤い風船とメッセージ。写真(下)は「FMはしもと」スタジオに出演した唯華さん=中央=と両親。