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「高野の花たち」(137)山上で早やミヤギノハギ
ミヤギノハギ(宮城野萩)は、マメ科の落葉低木で、高さは1~2メートル。茎は上部でよく分枝、花は紫紅色で、蝶形しており、シロは変種。小葉は狭長楕円形で、花期には地につくほど枝が垂れます。ミヤギノハギは、宮城県の県花にもなっています。
花言葉は「思案」などいくつか。七草粥を食べて邪気を払い、万病を除くことを祈願する1月7日の「春の七草」に対して、秋は「秋の七草」といい、オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズに加え、美しい姿を見て秋の到来を感じさせることから、ハギが選ばれたのです。
ミヤギノハギは、ニワハギ(庭萩)の異名があるほどで、よく庭先に植えられています。
標高約850メートルの高野山では、平地よりも一足早く秋が訪れ、寺院の庭のハギの見ごろを迎え、参詣人の目を楽しませています。(H記)
更新日:2017年9月20日 水曜日 15:43