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ウインズ平阪さんら3人の歌声♪恋野あじさいまつり
奈良時代のヒロイン・中将姫伝説で知られる、和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で、6月18日、「あじさいまつり」(同実行委員会主催)が開かれ
約5000本の紫陽花(あじさい)が満開の丘陵地は、橋本・伊都地方や近府県から訪れた大勢の観光客でにぎわった。
この日午前、梅雨シーズンとは思えない夏の日差しの中、紀州紀ノ川太鼓のパワフルな和太鼓演奏で開幕し、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長(観光協会長)らが開会挨拶。ふるさと里の盛り上がりに感謝した。
テント張りの仮設店舗では、地元の人たちが、名物・恋野米や酒をはじめ、よもぎ餅、野菜、お菓子、ソフトクリームなどを販売。観光客らは紫陽花見物や軽い飲食、買い物を楽しんだ。
午後は特設ステージに同市高野口町のシンガーソングライター・ウインズ平阪さん、同県由良町出身の藪下将人(やぶした・まさと)さん、平阪さんの長男で和歌山大学4年生の靖啓(やすひろ)さんの3人が、ギターを抱えて登場し、「トーク&プチLIVE」が開かれた。
ウインズ平阪さんは自ら作詞・作曲した紀の国わかやま国体わかやま大会のテーマソング「明日へと」、靖啓さんは「笑い話」、藪下さんは河島英五音楽賞・最優秀賞を受賞した「ILove 和歌山」など、3人で10数曲を歌い上げた。
ある時はしみじみと、ある時はリズミカルに、こころにじむ歌声が「あじさい園」に流れると、それに合わせて全員、手を振り、日傘や夏帽子、扇子も揺れる。歌い終わると声援や拍手が起きていた。
一方、恒例の第18回「恋し野寄席」=親父の料理教室主催=は、6月25日(日)午後1時半に開場、同2時に開演。テレビでおなじみの桂雀々さんや桂優々さん、すずめ家すずめさんが話芸を披露する。
主催・企画者の同市隅田町の割烹「勝一(かついち)」の中西修(なかにし・おさむ)さんは、「紫陽花に心洗われ落語で爆笑してください」とPRしている。
入場料(運営協力金)は前売券2000円、当日券2500円。チケット販売は恋野地区公民館や、世話人・前田さん(電話090・1678・4734)、割烹「勝一」(電話0736・32・8717)。
写真(上、中)は「恋し野 あじさい園」の特設ステージで父子仲良く歌うウインズ平阪さん=手前=と靖啓さん。写真(下)は「ILove 和歌山」を歌う藪下将人さん。