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子供ら人力車快適♪パイル織物も素敵♪高野口賑わう

高野口ブランドのパイル織物やロマン溢れる歴史的建造物に触れる「和歌山高野口にぎわいフェスタ」(高野口・九度山地域にぎわい創出実行委員会主催)が、9月3、4両日、和歌山県橋本市高野口町で開かれた。
高野口は日本一のパイル織物の産地。JR和歌山線・高野口駅前にある、明治後期建築の元旅館「葛城館」(国の登録有形文化財)2階では、大阪市北区のマロニエファッションデザイン専門学校の学生たちが、高野口パイル生地を使った洋服や小物約50点を展示。
洋服はワンピースやジャケット、ドレスなど、小物は帽子(キャップ)やスニーカー、恐竜の縫いぐるみ。洋服はシンプルなデザインながら、パイル織物の魅力が生きて、同じく真っ赤なパイル織物で飾った帽子やスニーカーも可愛い。
ファッションマスター学科4回生担任補佐の朴智加(ぱく・ちか)教諭は「さすがに高野口パイル織物は、私たちのデザインが映える優れもの。国会議事堂や新幹線の座席シートに使われているのに、知らない方々もおられるので、その良さを伝えたていきい」と話した。
高野口駅前には、古き懐かしい時代の人力車2台が登場。橋本市や高野口商工会の職員12人が、鉢巻きにハッピ姿で、若いカップルや子供たちを乗せて、高野口小学校(国の重要文化財)間を走る。子供たちは初体験でにっこり、親御さんは懸命にスマホに収めていた。
地元産品を中心に沢山のお土産物を置いている、駅前通りにある「裁ち寄り処」では、高野口の伝統織物「再織体験」を開催。先生の指導で、参加者らは1時間余りかけ、綺麗な花柄のハンカチを織り上げて、「われながらお見事な出来栄え」と幸せそう。
高野口小学校では「みんなで歌おう音楽会」や「高野口の歴史を知ろう」の催し、「雑巾がけタイムトライアルレース」を開催。現役木造校舎では日本最古の校舎から、終日、子供たちの歓声が溢れた。
一方、高野口町の産業文化会館や同小学校体育館では、「第2回 紀の国いっとこよいやなデバ祭」(同実行委員会主催)を開催。
橋本市の「やっちょん月和会」や九度山町の「十花仙」、初参加の和歌山市の「こねくしょん」など約50団体が出演。それぞれ艶やかな衣装で、躍動感いっぱいに踊りを繰り広げ、大きな拍手を浴びていた。
写真(上)は高野口駅前で人力車に乗せてもらって喜ぶ子供たち。写真(中)は高野口ブランドのパイル織物でデザインした洋服を紹介するマロニエファッションデザイン専門学校の朴教諭。写真(下)は紀の国いっとこよいやなデバ祭で、大きな旗がひるがえる中、踊りを披露する「こねくしょん」の踊り手たち。


更新日:2016年9月5日 月曜日 00:00

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