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「町家の人形めぐり」1日開幕♪真田のみち楽しく

真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町で、4月1日(土)、家々に五月人形や雛人形を飾り、観光客に見てもらう第9回「町家(まちや)の人形めぐり」が開幕する。開催期間は名物「真田祭り」(5月4、5日)まで続く。主催者の九度山住民クラブ・阪井賢三(さかい・けんぞう)代表は「人形めぐりを通じて、仲良く交流したい。ぜひ、遊びにきてください」と呼びかけている。
今回の「人形めぐり」は、紀の川・九度山橋南詰の元診療所を特設会場にして、そこに地元の「手作甲冑(てづくりかっちゅう)紀州九度山真田隊」が制作した「戦国ジオラマ・冬の陣 大坂城」(4層屋根=高さ約1・5メートル)を展示。城郭内にはNゲージ(ミニチュア模型)で、南海電車の天空・六文銭ラッピング列車を走らせる。
他に「桜の間」では、桜の花びらの形に切った色紙を用意。来館者が思い思いの字を書いて〝花咲か爺さん〟を描いた壁面に貼り付ける。「雛(ひな)の間」では7段飾りの女雛、雄雛が飾られ、「兜(かぶと)の間」では、手作り甲冑が展示される。
本来の「人形めぐり」は、「真田のみち」(九度山商店街=南海高野線・九度山駅~九度山橋)周辺の商店・民家など50数軒で、その玄関先や軒下に五月人形や雛人形、各家庭に伝わる自慢の品云々が展示される。
5月5日の真田祭り本番では、午後1時30分、道の駅「柿の郷くどやま」わきの芝生広場から真田昌幸・幸村父子などに扮した武者行列が出発、商店街などを練り歩く。商店街の中にある「金太郎さん」付近では、模擬店が並び、風船アート、チンドン屋、真田太鼓などが繰り広げられる。
入郷(にゅうごう)児童館では4月2、9、16、23日に「甲冑などの試着体験」(1人2000円)がある。参加希望者は、担当の梅下さん(090・8883・3184)に事前連絡が必要。
九度山には世界遺産・女人高野別格本山・慈尊院、丹生官省符神社、町石道や、勝利寺、紙遊苑があり、「真田のみち」には真田ミュージアム、大石順教尼の記念館、松山常次郎記念館など、見どころが沢山。暖かい一日をゆったり過ごせそう。
写真(上)はミニチュア模型電車も走る手づくりジオラマの大坂城。写真(中)は美しい「桜の間」。写真(下)は特設会場に飾られた7段飾りの雛人形。


更新日:2017年3月31日 金曜日 00:00

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