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ついに出た♪九度山産いちごチョコレートフォンデュ
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の「おやつの時間 cafe style」=中川美友己(なかがわ・みゆき)さん経営=は、おいしいと評判の〝九度山産のいちご〟を使った珍しいスイーツ「チョコレートフォンデュ」を開発し、2月6日から販売を始めた。いちごは皿にハート型に飾られ、バレンタインデー(2月14日)にもお似合いの逸品で、中川さんは「できれば親しい方と来られて、素敵なひとときを過ごしてください」とアピールしている。
「チョコレートフォンデュ」(フランス語)は、チョコレートに牛乳などを加え、ゆっくり加熱して溶かし、果物などをからめて賞味するスイーツ。
同店では、日本人に人気のベルギー産カカオをやや多い目にしたチョコレートを、キャンドルの柔らかい炎で温めるフォンデュ鍋に入れて提供。そばの皿には九度山産いちご「紅ほっぺ」3個をそれぞれ2つに切ってハート型にし、マシュマロやバナナ、ポテトチップス、チョコレートケーキなど6種類の果実、お菓子を盛り付けて提供する。お客はいちごなどを一つ一つピックで突き刺し、フォンデュ鍋のチョコレートを絡めて、味わうことになる。
いちごは同店近くの観光農園「裕(ゆう)」=前悦二(まえ・えつじ)さん経営=で採れたばかりの、甘味と酸味のバランスのとれた新鮮な品を使い、フォンデュ鍋の中身は、極秘のブレンド技術で、コクのある甘さ控えめの不思議な味を生み出している。
同店は大阪府富田林市で「趣味のケーキ屋さん」を営んでいた中川さんが、一昨年11月、九度山町の大正末期の旧・旅館「玉川亭」(木造2階瓦葺き)を借りて改装オープン。室内も窓から見える山河・田園の風景も素晴らしい。
いちご栽培している前さんの妻・賀代子(かよこ)さんは「いちごと言えば、生ものかジャム、ジュースが一般的ですが、このように素敵なチョコレートフォンデュに活用していただき本望です」とにっこり。
中川さんは「九度山といえば日本一の味を誇る富有柿が有名ですが、実はいちごも天下一品なのです。ぜひ、一度、味わっていただきたい」と笑顔で話していた。
この「チョコレートフォンデュ」は、2人前以上の場合1人前900円(税別)。1人前の場合1人1200円(同)となる。1人前が2人前以上よりも高いのは、たとえ1人前でも、味を良くするためにフォンデュ鍋の中身を多くする必要があるため。
同店では「お誘いあわせのうえご来店いただくのが得策かと思います。お1人様の場合は幾分高くなりますが、ご容赦ください」と言っている。「チョコレートフォンデュ」の販売期間は、九度山産いちご「紅ほっぺ」が収穫できる4月上旬まで。
毎週水曜、木曜日が休み。営業時間は午前11時~午後4時。問い合わせは九度山町九度山555の19の同店(携帯電話=090・8446・8208)へ。場所は南海高野線・九度山駅前の五差路から北側の商店街を少し歩き、交差点を超えてすぐ右側。駐車場あり。
写真(上)は「こうして味わっていただきます」と説明する中川さん。写真(中)は大正・昭和の旅館「玉川亭」の雰囲気を残した「おやつの時間 cafe style」。写真(下)は九度山産まいちごを使った珍しい「チョコレートフォンデュ」。