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寒風の炎に「家内安全」祈る♪橋本の光三宝荒神社

寒風の吹く1月13日午後、和歌山県橋本市神野々の「光三宝荒神社(ひかりさんぽうこうじんじゃ)」=菅原成典(すがわら・せいてん)管主=で、護摩木を焚いて家内安全・世界平和などを祈る「初荒神(はつこうじん)」(柴燈護摩供=さいとうごまく)が営まれた。
同神社の北隣には御供所「観音寺(かんのんじ)」=菅原章光(しょうこう)住職=があり、菅原管主と僧侶3人が厳かに読経。さらに拝殿で般若心経を唱え、参拝者らは2拍手1礼で祈願。菅原住職は「今年は酉年(とりどし)です。皆さん大空に大きく羽ばたき、幸せな1年でありますように」と短く挨拶した。
続いて「柴燈護摩供」を開始。境内に4本の竹を立てた「聖域」の中で、うず高く積まれた護摩壇(ごまだん)の檜葉(ひば)山に、タイマツの火が移されると、炎と煙が寒風にあおられて勢いよく渦巻いた。
大勢の善男善女は、僧侶とともに「家内安全」や「無病息災」などの祈願文を書いた計約800枚の護摩木を、燃え盛る護摩檀に次々と投げ入れ、深々と頭を下げて、合掌していた。
また、菅原住職らが、モチやお菓子をまくと、大勢の参拝客は必死で拾い集めて、大歓声を上げる。人々の体の傷みをとる「錬堂塾(れんどうじゅく)」による、天城流湯治法も無償で行われ、女性塾生4人が、参拝者の腰や足などを指圧。健康の源を与えていた。
写真(上、下)は光三宝荒神社の柴燈護摩供で沢山の護摩木が舞う炎の檜葉山と、願い届けと祈る菅原管主。写真(中)は大勢の参拝客にモチやお菓子をまく菅原住職。


更新日:2017年1月14日 土曜日 00:00

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