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台風免れ「ジャンボ虹」立つ♪橋本の夕空に安堵の声
猛烈な台風18号が日本海を東進した10月5日夕刻、和歌山県橋本市の上空には、ジャンボな虹(にじ)が架かり、今回も一難を免れたその光景に、市民は安堵の声を上げた。
この日午後4時12分~同5時20分の間、和歌山県では橋本市を通じ、「竜巻や雷、強雨、強風に注意」するよう、市民に呼びかけた。
いきなりジャンボ虹が顕れたのは、ちょうどその頃の午後5時頃から約20分間。橋本市東家の真言律宗・妙楽寺の愛宕山(あたごさん)方面から見て、JR・南海橋本駅北側の庚申山(こうしんさん)から、見る見る幅広(はばひろ)の虹が立ち上がり、中空(なかぞら)の雲間を射抜いた。
しばらくして雨が降り出し、難波方面からきた南海電車が、虹の手前を走り過ぎると、虹は嘘のように消えて、今度はJR和歌山線側から、急激に虹が立ち上がる。
ちょうど通勤通学の帰宅時間帯とあって、あわただしいながらも、市民は空を見上げて、「台風ではなく、幸せの虹とは」とほっこりした表情。
このジャンボ虹、ほんの数分で幻と消えたが、橋本駅近くの居酒屋では、「ここは海から遠いし、紀の川などの堤防補強も進んでいる」「津波や洪水にも、今では災害に強いまち。ここへ来たらええのに」「いやいや、想定外の自然の猛威の前には…」などと、会話が弾んでいた。
写真(上、中)は台風を免れたJR・南海橋本駅北の橋本高校や庚申山付近から立ち上がるジャンボ虹=手前は南海高野線を走る電車。写真(下)はJR和歌山線側から現れたジャンボ虹。
更新日:2016年10月6日 木曜日 00:00