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名勝・玉川の巨石に落書き!県立自然公園・これは大変

「玉川四十八石(たまがわしじゅうはっせき)」として知られる和歌山県の名勝、県立自然公園内にある和歌山県橋本市・九度山町の玉川(紀伊丹生川)で、9月14日、川原の巨石にカラフルな塗料で落書きされていることがわかった。地元出身で「玉川峡愛好会」の上西進(うえにし・すすむ)会長は「このまま放置しておくと、玉川峡は落書きだらけになり、名勝・自然公園としての景観が、大きく損なわれてしまう」と心配している。
場所は橋本市彦谷と九度山町北又の境界付近で、詳しくは「高野山町石道(ちょういしみち)和歌山県立自然公園」内。世界遺産・高野山山麓の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」付近から下流約2キロの玉川峡谷。
川原に下部が埋まった巨石は、紀州緑石らしく、見える部分だけで高さ約1・5メートル、幅約3メートル、厚さ約1メートルの大きさ。落書きは、その西側全面に、魚や太陽、子供の笑顔、四つ葉のクローバーなどのイラスト50点以上が大胆に描かれ、「夏休み」と書いた文字もあり、川原に転がる弁当箱大の角石にもペインティングされている。
これらの文字や絵模様、色具合から見て今年8月頃、少年の1グループが川原に降りて、大切な県立自然公園とも知らず、単なる遊び心で描いたものらしい。
玉川は古くから「怪巌石四十八ケ所有」と伝わる「玉川四十八石」(玉川由来紀)の名勝で、落書きされた石は、その怪巌石(かいがんせき)ではなく、言わば名無しの巨石で、図柄も玉川峡を舞台にした現代アート風で明るいが、これが上流の高野町筒香から九度山町の紀の川に注ぐ下流付近まで拡大すると、自然景観はまったく台無しになる。
渓流釣りの人々はもちろん、沿川の国道371号を行きかうドライバーたちも、「このまま放置して置いていいのだろうか」と首をかしげる。
上西会長は「すでに和歌山県伊都振興局には、県立自然公園の落書き被害について、詳しく連絡しています。私たちは普段の清掃奉仕とともに、落書き監視に力を入れるつもりです」と話していた。
写真(上)はカラフルに落書きされた玉川の川原の巨石。写真(中)は落書きした時期らしい「夏休み」の文字。写真(下)は川原の弁当箱大の石にも落書きが。

更新日:2016年9月15日 木曜日 00:00

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